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2010年1月 6日 (水)

解散するべきですね

陰暦 十一月二十二日

行政刷新大臣 消費税率大幅引き上げやむなし(讀賣新聞)

 わたし個人としては増税には賛成ですが、民主党は「増税しない」と言うことを錦の御旗にして衆議院選挙に勝ったわけですので、消費税率大幅引き上げを方針にするのならばすぐさま解散するべきですね。

 これでは選挙の時には何を言ってもいいと言うことになります。議会の存在意義は税金について議論することにあるわけですので、税について嘘をついた政党には議席を維持する資格はないでしょう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

菅財務相は無駄使いを徹底的になくす。
といっています。

氏が単に大衆受けをしたいからなのか分かりませんが、今最も大事な事が分かっていない。
まずは国民・政府にもの余計に買わせる事が大事でしょう。

菅財務相はデフレを脱却させる気あるんでしょうかね?
この人を大臣にしちゃっていいのかな?

たぶん、亀井さんとバトルを繰り広げるんだろうな……。
そしたら、鳩山総理はどっちの味方をするんだろうか?

 政府の支出を国全体の経済の中で「減価償却費」みたいなものとみなす誤った考えが定着してしまっていますからね。

 「無駄」を減らせば減らすほど経済は縮小します。

 例えば、公務員の人数をどんどん増やして税金で給料を与えれば、彼等が消費をしますから経済は成長します。私はお薦めしませんが。

 企業が投資のための資金を欲しがっている、労働力が不足している、そういうインフレ期の頭のままで経済を運営しようとするからおかしくなるのです。小泉政権と民主党がそうなのですが、両方とも国民受けはよい(民主党の支持率が下がっているのは国民が無駄減らしが生ぬるいと思っているから!)

 今の日本や欧米のように成熟してしまった社会で経済を成長させるとは「無駄を増やす」ことに尽きます。年寄にはもっともっと充実した介護や医療を受けさせ、道路とか鉄道をゴージャスにし、学生には返却不要な奨学金を与え、失業者には手当や職業訓練をたっぷり支給する。

 「消費は悪」という我々に染みついた貧乏性を払拭しない限りどうにもならないのかもしれません。

菅財務相は、意識してなのか無意識だったのか、
露骨な数値を口にして、円安を誘導しちゃいました。
経済界は菅財務相の思いもかけぬ口先介入に思わずにんまり。日経平均株価を押し上げてしまいました。


経済界から「君、日本経済の仕組みを分かっているのか?何を考えているんだ」と円高誘導発言をして大顰蹙を買ってしまった藤井前財務相とは対照的なスタートを切りました。


亀井さんも菅さんに、よく言ってくれた、とエールを送ったようで。

あとは、菅財務相の口先介入に対するアメリカ自動車業界の猛反発をどうかわすかですな。

 菅氏も経済に対する無理解は相当なものなんですが(歳出を削れば経済が成長すると信じていたり)、口を開くたびに景気を萎縮させていた藤井氏よりはまだマシなのかもしれません。

 マニュフェストを捧持する鳩山の路線では、景気回復が望めないので、次期総理に一番近い位置に、民主党の中では財政出動にまだ含みを持っている菅氏を持ってきたと言うことなのだと思います。民主党の反主流派の巻き返しと、小沢にとっては保険でしょうね。

 ただし内閣のこれまでの方針、民主党の方針と、彼が言っていることは全然整合が取れません。彼個人のつい三ヶ月前の発言とも整合が取れません。これからますます内閣の重みが薄れていくと思います。

 政治主導と言い上、政治家のデタラメな発言を行政が現場の判断で無効化する面従腹背はむしろ深まっています。ダメな意味での官僚主権が強まっています。

 帝国陸軍やソ連の末期に似ています。

 国会の立法能力も落ちています。いくら閣僚が強い言葉で威嚇したところで、新しい法律を作らない限りは官僚というのは行動を変えてくれませんし、変えてはいけないのです。法律なしに閣僚の顔色だけを窺って官僚が動くようになってしまうと、これは法治国家ではないんですね。末期の大日本帝国やソ連及び東欧でもこの一線だけは守られていました。

 民主党のモラルハザードに対して官僚は良く踏みとどまっていると思いますよ。仲間割れして民主党にゴマすりすれば間違いなく出世できるのに、そういう動きが今のところほとんど見られません。この三ヶ月間で私はむしろ日本の官僚への信頼を深めました。

 改革するべきは霞ヶ関ではなくて永田町ですよ。

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