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2010年2月 7日 (日)

両立しないのでしょうか?

陰暦 十二月二十四日

 経済政策の論争を眺めていると、リフレ派(マイルドインフレ派)は増税に反対し、増税派はリフレに反対しているように見えます。でもこの両者は両立不可能な政策ではありません。両者は連携するべきだと思います。

 リフレ派は基本的に財政拡大に賛成なはずです。また、マクロな視点がリフレ派の信条です。リフレ派と相容れないのは増税+歳出削減のセット政策で す。橋本政権と小泉政権の時の政策です。増税しても、その分丸々支出するのなら(使い道は福祉、公共投資いろいろあるでしょうが)リフレ派の言い分なら経 済には悪影響はないということになるはずです。ですので例えば麻生・与謝野のコンビのような増税と歳出拡大の政策パックとは連携の可能性があるはずです。

 増税派も、リフレを敵視する理由はありません。ノルムが設定されている(定額の税金)石油引取税のような税金はインフレになれば実質的な税収は減 りますが、所得税・法人税・消費税はフローに比率をかけて集める税金ですので、マイルドインフレになれば税収が増えます。それに対してストックである政府 の負債はインフレをしても増えません。まあ利子は増えるのですが、市中の物価が上がるスピードよりも負債が増えるスピードの方が遅いのが普通です。税収は 増える、借金は目減りする。増税派にとってリフレは万々歳です。

 お互い「増税」「インフレ」という言葉に過剰反応していると思います。戦うべき相手はデフレであり、歳出削減です。

 経済に詳しい人ってなぜか同じくらいの知的水準がある人を説得しようとせずに、意見が違ったらねじ伏せようとする悪癖があります。だから庶民感覚の上に胡座をかいている日銀とか民主党に負けるんですよ。




 連携ができないのならばせめてお互い好意的無視を決め込みましょう。

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コメント

リフレ派の増税に対する意見は「デフレ下の増税はまずい」ということでしょうね。景気回復後の増税は、ほとんどの人が必要だと考えていると思います。
もっともデフレ下でも、増税分がそのまま財政支出に回るのなら良いのですが、財政危機をさんざん煽っている今の財務省にやらせると、国債償還に回すのではないかという疑念がどうしてもあるのでしょう。

 そんなところなんでしょうね。

 でも増税を望む財務省にとっても、本来リフレ派は味方となってくれる可能性を秘めた人たちだと言うことをわかってほしいですよね。

 結局リフレ派と増税派の反目は利子収入で食っている銀行とか地主を利しているだけのような気がしてなりません。

 リフレ派としてはもっと大衆受けのするアピールを考えなければならないんだろうな、と私は思っています。

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