韓国の大企業には見習うべきところもあるとは思うが・・・
【陰暦】二月五日
これもすぐ見本を引き合いに出したがる人たちの話だが、こんどは現代やサムスンといった韓国の巨大企業が日本の目指すべき姿なんだとか。もちろんこれら韓国の世界的大企業は大したもんだと思うし見習うべきところもあると思うけれど、韓国の企業の競争力の裏には、国内の絶対的な独占状態と、低い人件費がある。
世界的大企業が育った結果、韓国の大多数の人はどうなったかというと、人件費切り下げの影響を受けてむしろ生活水準が下がっている。全人口4,800万人のうち少なくとも700万人が貧困層となって、社会問題となっている。そりゃ人件費が安ければ輸出力はつくだろう。しかも韓国の世界的企業はそれでも足りずに海外に生産拠点を移しているくらいだ。
それとも日本も同じように企業を統合して寡占を進め、労働者の人件費を切り下げろという意味で韓国を見習えと言いたいのだろうか?それなら論理的に正しいと思うが、私は真っ平御免である。昔のメディアはもうちょっと労働者に気を遣っていたように思うのだが、なんだか最近論調が資本側に偏りすぎではないか。露骨になっている。
評論家やエコノミストにしたって、雇い主に媚を売っているつもりなのかもしれないが、あなたたちの言論は日本語文化圏でしか売れないのだから、日本人一般の所得が落ちれば書籍も雑誌も売れなくなって商売あがったりのはずだ。いい加減本当の意味で国民の大多数の所得を増やす方向に持っていかないと、結局資本家もメディアも労働者もみんな共倒れになってしまうぞ。わかっているのだろうか?ゾンビ企業が生き残っているから競争力が付かないだなんてすました顔して言っている人達は自分の給料がどこから出てきているのかもう一度考え直すべきではないのか?
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