富士通総研が落ちた!
陰暦 二月十日 【電気記念日】
富士通総研のコラムにバランスシート不況論が載りました。
この根津利三郎氏は前からリフレ政策に親和性のある主張をしていた人だったのですが、今回ついにリフレ政策のみならずバランスシート不況論も認めました。つまり企業も家計も金融機関も(!)貯蓄(債務返済)に走っている状況では、政府が金を借りるしか経済を縮小から救う方法がないことをハッキリと認めました。
企業の研究所で働いているエコノミストがバランスシート不況論を認めたのは、提唱者のリチャード・クー氏(野村総研)を除けば 根津氏が初めてではないでしょうか?リフレ政策を提唱するエコノミストは多いのですが、バランスシート不況論はここ十数年の世界中の企業の趨勢に異を唱える議論ですから勇気がいるのか、提唱する人はなかなかいませんでした。
今回やっと二人目が現れたことで、後が続きやすくなったと思います。状況は最悪に見える化も知れませんが、金融緩和と公共事業によるデフレ脱却のパッケージの世間一般への理解は確実に広まりつつあります。
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