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2010年4月11日 (日)

バカも使いよう

 キルギスの政権崩壊、北朝鮮の金正日訪支、タイの内乱、ポーランド大統領及び首脳の事故死、支那の貿易赤字転落(→人民元切り上げ?)、ギリシャの財政行き詰まり(数ヶ月以内にIMF支援要請がほぼ確定)なんだかよくわかりませんが立て続けに変動が起きています。

 私の推測では、この大本に今回の不景気がバランスシート不況であり日本同様に欧米も今後十年間は経済の拡大が見込めないこと、とくに株屋不動産などの資産価格の再上昇がこの先十年(おそらく数十年間)はあり得ないこと、これにより欧米のノンバンクとくに年金基金が空けてしまった大穴の穴埋めが不可能になり、欧米の企業やノンバンクが来年以降巨大な損失の確定をせざるを得ないことがあると思います。

 その額およそ3兆ユーロ。400兆円です。しかも欧州諸国はこれから高齢化が進みます。まさしく90年代の日本と同じ状況にあります。年金や保険会社が大損をこいている分日本よりも状況は悪いです。

 さらに投資呼び込みの最後の希望だった排出権取引は、観測値の偽装が明らかになり、その上太陽活動の低下による寒冷化が明らかになりつつあることで失敗に終わりました。

 欧州の企業は今必死になって世界中から金を引き上げて当座の運転資金をかき集めている状況です。自転車操業です。中規模の国で政情不安が続発しているのは、欧州からの金の供給が絶ちきられて体制の維持ができなくなったからでしょう。

 欧米の経済誌とか格付け機関が必死に、今年の成長率は3%だとか、財政赤字はあと数年で解消するとか言っていますが全て希望的観測に過ぎません。日本同様にこの先十年間は経済成長率は1%あたりをはいずり回ります。財政赤字はGDP比10%が十年間続いてどこの国も政府債務総額が軒並み150%を超えるでしょう。

 中規模の国は韓国のようにIMFに管理されたあと少数の生き残る企業と多数の貧困層に国民が分断されてしまうでしょう。資金力がある国は日本のようにデフレがズルズルと続くことになります。

 日本にはふんだんに金があります。巨額な預金はデフレの原因ですが、いざというときに頼りになるのがお金だけであることもまた事実です。今動いてもかっぱがれるだけです。幸い今の政権は無能です。無能を理由にして海外のことに関わるのは避けましょう。

 世界中でこれから嵐が吹き荒れます。エコノミスト連中は日本が一番被害を受けるかのように言いますが、違います。日本は余計なことさえしなければこの混乱を勝ち残ることができます。これから日本でも欧米でも、経済通と言われる人の言うことはことごとく外れる時代になります。クラウディングアウトが成立しない世の中になるからです。デフレの解消には逆効果ですが、堅実節約が生き残るためのすべです。


※デフレ脱却のためにはみんなが財布の紐を緩めなければなりませんが、一人一人がそんなことをしてもスッカラカンになって損をするだけなので、こういうことは政府がやるしかありません。だから私は個人や企業に対してはデフレ脱却のために何か行動をとることを勧めません。こういう世の中で個人や企業が生き残るには節約をしまくるのが一番です。

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