要は舐められているんだな
陰暦 二月二十三日 【法然上人誕生会】
法の下の平等、治外法権を認めるべきではないという大原則からすると、日本人の覚醒剤密売人が支那で処刑されたことは容認せざるを得ません。北朝鮮や支那で製造された覚醒剤が日本に流入することを防ぐためにも必要だったでしょう。
ただ、支那には個人の権利が存在しないのだなということも改めて確認できました。罪状を認めた以上、裁判がどうあろうと死刑が確定しているのだから、犯罪にいたるまでの事情なんか聴く必要はないじゃないか、というのが向こうの考え方なんでしょうが、たとえ結論が決まっていても裁判という手続きをきちんと受ける権利はどんな極悪人でも保障されているのが日本や欧米など法の下での平等が確立されている文化の考え方です。
それにしても国際親善をモットーとしている総理大臣になってからなぜ世界中の国と関係が悪化するようなことばかり起きるのでしょうか?要は何をやっても抗議が来るはずはないと舐められているのでしょう。処刑された当日くらいは怒っても中共を含めて誰も責めたりはしませんよ。
自尊心を守りつつ、外国と折り合っていくことはなかなか難しいのでしょうが、民主党のように相手のいうことにその場その場で合わせることばかり続けていると、結局は関係が悪化してしまうということなのでしょう。
幣原外交が支那や米国での日本人迫害を引き起こして、それに国内世論が激昂して排外世論が醸成される、状況はますます1930年代に似てきました。どうも10年後には日本は米国と支那の共通の敵とされているのではないかという気がしてきました。状況がそれを目指しています。米国はデフレが続きますし、支那も今後数年間はバブル崩壊で苦しいでしょう。直接対決は世界戦争になるから不可能となると共通の敵を作るしかありません。日本はおあつらえ向きです。
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幣原外交を非難するようになっていますね、ちょっと最後はまずかったかな。
日本人はなぜか外交となると協調一辺倒か対決一辺倒になってしまうんですよね。
強硬派が協調を、協調派が強硬な姿勢を見せるから凄味が生じるのです。今の総理大臣のように最初から最後まで下手では馬鹿にされてむしろ国内にストレスがたまりますし、戦前の軍部のように強気一辺倒では大国から滅ぼされるでしょう。
バランスですよね。
だから戦前に民政党はもうちょっと宇垣や米内といった協力者に花を持たせて軍部の中に民政党派閥を育てるべきだったんだと思います。そりゃ軍部をいじめるだけでは軍部全体が民政党の敵になって当然です。
これは今の与党と官僚の間にも当てはまるでしょう。民主党が失政で退場したあとには、ものすごい官僚主導体制ができあがるかもしれませんよ。
投稿: べっちゃん | 2010年4月 7日 (水) 22時03分