結局は差別の助長だったのではなかろうか?
陰暦 四月九日
最近は下火になってきましたが、一時期「チビ黒サンボ」のような、黒い肌、ドングリまなこ、縮れ毛、厚い唇のキャラクターを絵本とかマンガに登場させること自体が黒人差別として糾弾される時代がありました。
その結果どうなったかというと、物語の世界から黒人キャラが駆逐されてしまいました。これって、差別の徹底ではありませんか。
こういった運動をしていた人たちは、物語の世界から黒人キャラがいなくなって白人ばかりになった現状を見て差別がなくなったと喜んでいるのでしょうか。あるいは色だけ黒くて形は白人のキャラクターを見て満足しているのでしょうか。これは完全なアパルトヘイトではないでしょうか。これらの運動をしていた人たちの中には「黒人なぞ見るのもおぞましいから物語の世界から消してしまえ」という深層心理があったのではないでしょうか。
結局被差別民に町はずれとか河原への居住を強制させて目の前から消したのと同じことだったのではなかろうか。
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