真の地方自治とは
陰暦 四月十四日
地方自治体を強くするためにはどうすればよいのでしょうか?国から財源を移管すればよいのでしょうか、さにあらず。
金を出すということは口を出すということです。国からもらう金が増えれば、ますます国に頼らざるを得なくなります。
本当に地方自治を進めたいのなら、国は自治体に一銭も金をやらないようにすればいいのです。全て自治体の自主財源でやらせる。サービスを減らす替わりに税金を減らす自治体があっても良いし、重い税金と引き替えに充実したサービスを提供する自治体があっても良いでしょう。どちらもすべて住民と自治体の間の契約によって行われるようになりますので、国に口出しをする余地はなくなります。
地方交付税を増やせば自治体が強くなるなんて大嘘です。住民と真摯に向き合わずに、国からのおこぼれで住民を懐柔しようなんてのは乞食の考えです。台所事情が厳しいのなら増税すればいいのです。増税が受け入れられなければ行政サービスを低下させればいいだけです。
そして地域格差の解消は自治体に国の金を渡す形式ではなく、国が責任を持つ事業を通してやるべきです。特定の自治体に名指しで金を上げるとその自治体の首長の個性とか中央政党とのコネクションに左右される部分が大きくなりますからね。道路を建設するとか農業に金を出すとかそういうやり方でやるべきです。
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