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2010年6月25日 (金)

チャンスをピンチに変える男

陰暦 五月十四日

 民主党の菅総理が現有の五十四議席を割り込んだとしても辞めないと予防線を張り始めました。これは良くありませんね。

 国民は民主党にお灸を据えたいけれど、あまりにも民主党の議席が減り続けると小沢が息を吹き返してしまうというジレンマにはまっています。そこで「負けても辞めないから心配しないでね(テヘッ!)」なんてことを言えば「よーし、おとうさん民主党にお灸据えちゃうぞー」と張り切るに決まっています。さすがネット上で「チャンスをピンチに変える男」の称号を得ているだけのことはあります。

 日本にとって一番良いのは、自民党も民主党も真っ二つに割れて、福祉国家派と新自由主義派同志でくっついて真の二大政党が生まれることです。民主党が勝つとこの対立が持ち越されますので、民主党は負けて九月の代表戦が紛糾する方が日本のためになります。

 菅総理が自民党に秋波を送っているのは党内で増税、福祉国家路線の評判があまり良くないからでしょう。選挙後の自民党との大連立、もしくは民主党分裂後に自民党と連立して政権を維持することを想定しているのだと思います。

 菅総理の政策は間違っていないと思いますが、これで自民党との大連立まで選択したとなると、民主党の最後の柱である「非自民」まで否定したことになり、一体この政党は何だったのだろうと疑問を感じないわけにはいきません。

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コメント

以下の動画ごらんください。
民主党による選挙妨害です。

http://www.youtube.com/watch?v=2A2joiqAzW8
http://www.youtube.com/watch?v=pi5HPBny754

 何をやってもマスコミが報道しないとたかを括っているのでしょうかね。

 確かにマスコミの依怙贔屓がなければこの政権はあり得なかったでしょうけれど、でも民主党の人たちは何かにつけマスコミを過大に評価しすぎだと思います。マスコミ受けさえよければ全てうまくいくかのような。

 しかし日本人というのは熱狂しやすいのも確かだけれど、一度見限るととことんドライな一面もありますからね。

 自民党に対してはまだ腐れ縁というか、まだ感情的なドロドロとした繋がりがありますので、そうは簡単に切れないと思うのですが、民主党の場合は「やっぱりダメだったか」となると、おそらく消滅(衆議院選挙で一人も当選しないような)するところまで日本人の関心は落ちると私は思っています。

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