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2010年7月16日 (金)

この国には政府はないのですか?

陰暦 六月五日

 なんか集中豪雨で大変なことになっているようですが、政府が被災者の救助のために何かをしたという情報が流れてきません。自民党に投票したど田舎よりも、小沢が起訴されるかどうかの方が気になるのでしょうか?

 それともこれからは公共事業を削るんだからこれくらいの洪水は我慢しろと言うことでしょうか(筋は通っていますが)。堤防やダムに金をかけないと言うことはこういう洪水は我慢すると言うことです。

 自民党政権だったらあり得ないくらいの無策です。

 自民党は初動の遅い政府なんかほっといて、被災地の復興で陣頭指揮を執ったらどうでしょうか?選挙を待つまでもなく自民党が実質的に天下人になれますよ。政府じゃなくて自民党の言うことを聞くようになりますよ。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2010071602000080.html
【社説】
脱ダム治水対策 公正な結論が出せるか
2010年7月16日

 べっちゃんさん、こんにちは。
 この件は、政権交代からこのようになるのは覚悟していたんです。予防処置行政はムダである。というのが彼等の言い分で、ダム以外の治水対策とは、米国の洪水保険の推進なのだと思います。田舎の集落など人間として取り扱う価値など無いと思い人や都市部の税金が地方に使われることに我慢のならない人々にとって、放置こそすれ助ける気持ちの欠片などあるわけは無いので。
 公共工事を減らし、金融商品によって自己責任で修復するようにする。出来ないものは、死に絶えるか、都市の生活保護を受けるかの二者選択のみしか与えられません。
 民主党の考える公共投資のムダ削減は、農業の個別保障(英国の環境金融工学)と同様に金融投資の商品化ビジネスにすることだろうと思います。

予防措置なしで保険だけに任せておくと、インフラが老朽化するにつれて危険度が増して、いずれ保険料が上昇して、結局地方で産業を興すことが難しくなると思います。

今回の洪水で山口県と広島県のローカル線や国道が壊滅的な打撃を受けましたが、果たして民主党政権は復興事業をやるのでしょうか?

自民党政権の時にも、選挙区によって公共事業の重み付けはあったと思いますが、これほどまでの無策はなかったと覆います。

小沢としては自民党に票を投じた選挙区を脅しているつもりなんでしょうが、日本は民主主義国なので選挙で暴君に復讐する機会があるということを忘れてはならないと思います。

 民主党の恫喝政治は本当に凄まじいですね。選挙での報復と国民の生活を保護することは、別の問題とは考えない。恐怖によって国を統治することが基本原則なのでしょうね。
 都市リベラル(ネオリベラリズム=リベラリズムサヨク)にとっては、都市以外に住むものは、人間とは思っていませんから、当然、人権が存在しているとは思っていません。
 今回の選挙結果が出た時点で、選挙区選挙の結果から、一票の格差解消を叫びはじめました。地方の民意など意に介していない証左です。
 地方で産業を興すことは、都市リベにとっては、外需への足かせと自己の利益の最小化につながると捉えている向きがあります。
 

Baatarismさんが「シバキ主義」と名付けていましたが、新自由主義者とかネオリベラリズムの信奉者は、苦しむ階層が社会に生じることをもって、改革が進行していると勘違いしている傾向がありますね。

改革とは社会全体の富を増すために行うはずですから、必ずしも敗者が出なければならない物ではありません。

つまり彼等が言うところの改革とは、新しい付加価値を生み出すのではなくて、富はこれ以上増えないという前提で、自分に都合良く再配分をするという意味なのでしょう。だから割を食う階層ができることは自分のところに富が集まっている確認になるのです。

小沢に限らず民主党の面々は他者に対するイメージが貧困すぎると思います。恫喝で動かせると思っているところと言い、小銭で釣れると思っていることろと言い、選挙直前の首のすげ替えでどうにかなると思っているところと言い。人間やその集まりである社会に対するイメージが貧困だから、このような人を舐めたような対応ばかりするのでしょう。

しかし日本人はそれを承知の上で一旦民主党に任せてみたわけです。しかし民主党は「俺たちに票を投じるなんて日本人はよっぽどバカに違いない」と国民を舐めて、適当な政治ばかりやっています。

私は民主党の掲げる政策は間違っていると思いますが、間違っているなりに法律を作り、財源を手当てして(場合によっては借金でも良いでしょう)、実行するための組織を作ってやるというのなら、それはそれで立派なことだと思います。

しかし民主党は政策を実現することを完全に放棄しています。そしてもう一度国民を騙せる口実はないかばかり考えています。最悪ですね。シーリングが始まろうかというのに、来年度の政策について政府から全く情報発信がないとはいかなることなのでしょうか?

おそらく今後の日本国民は、あれが去年民主党に政権を取らせたと同じ国民か?と言いたくなるほどに真面目でしっかりとした判定を政治やメディアに向かって突き付けるはずです。民主党はこれに対して右往左往するしかなく、一年を待たずして分裂、消滅にいたるでしょう。

検察審査会の雲行きが怪しくなってきました。

http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2010/07/post-93c4.html
>第5検審が小沢氏に対して「起訴相当」議決を出した直後の5月には、民主党の辻恵副幹事長が検審事務局に審査手続きの説明を求めていたことが判明。

>起訴相当議決後、審査補助員を務めた弁護士のもとには批判が集中した。弁護士が所属する弁護士会関係者は「審査補助員の選定などについて、政界関係者からの問い合わせは多数あった」と話す。


このまま行くと審査補助員が決まらず、起訴相当議決を出した審査員のメンバーが全員交代するまで延期するかもしれません。そこまで狙っているようです。
この書き込みにはレス不要です。

 検察審査会の日程を決めるのは政治家ではなくて検察庁でしょうから、議決が延びたとしても民主党からの圧力ではないでしょう。

 そもそも"小沢の息がかかった検察首脳"なんてものが存在するかすら怪しいと私は思っています。小沢のお先棒をかついでいる家来の政治家や新聞記者が検察の行動から勝手に憶測しているだけではないでしょうか?

 さて民主党もそうまでして小沢を首相にしたいんですかね?首相になるのは小沢の性に合わないと思います。彼は責任が伴う地位に立つことは苦手です。人と協調することはなお無理です。野党との協議が主な仕事となる次の首相になりたくないはずです。

 小沢を手っ取り早く再起不能にするには小沢を首相にしてしまい、政権を崩壊させればよい、という意見があります。小沢を首相にという動きの狙いはこれなんじゃないでしょうか?

 おそらく小沢派議員のなかにさっさと小沢を失脚させて派閥を乗っ取ってやろうと考えている人たちがいて、その人たちが親分の小沢を首相にしてさっさと上がりにしてしまい、次は自分たちと狙ってるんじゃないでしょうか。

 でも小沢派首相の器ではないですが、この手の権力闘争は大好きなので、この小沢に成り代わろうとしている面々は遠からず何らかの形で大打撃を受けるだろうと思います。

はじめまして、リフレ政策の議論に吊られて、こちらに辿り着きました。

新自由主義批判、リフレ政策支持を始め、都市と地方の格差是正、企業および資産家と勤労者の間における社会的負担の不均衡の是正、などなど、多くの御定見に賛同いたします。

浅学の者ですので、御高見に触れて勉強させてもらうだけで十分だったのですが、べっちゃんさんのコメントで気になる点がありまして、この一点に限り、私の拙い認識とはあまりに大きな隔たりを感じ、どうにも合点がいかないものですから、不躾を承知でお尋ねさせていただく次第です。

気になるコメントとは、

>小沢としては自民党に票を投じた選挙区を脅しているつもりなんでしょう

のくだりですが、私には、現在の小沢にこのようなことができる実権があるようには思えません。そして何より、民主党内で反小沢派≒親米新自由主義勢力であり、マスコミと大企業にバックアップされた小泉・竹中路線の継続もしくは更なる強化が現在進行中である中、小沢は寧ろそれを押し止める最有力の勢力ではないのかと、思うのです。

べっちゃんさんは、如何様にして、小沢に対する彼のようなご見識をお持ちでありますのか、お聞かせいただければ幸いに思い、お尋ねいたします。
このような問い合わせ、不適当でありましたら、お捨て置きいただければ結構です。

muchomejorさん初めまして

小沢の政策は裏金に関する彼の供述と同様にコロコロ変わりますので、いつの政策を主題にするかによって話は変わってきてしまいます。

田中角栄顔負けの公共事業拡大を唱えていた時期もありますし、行政の無駄減らしを主張していた時期もありますし、国粋主義者か?と思われるような政策を掲げたかと思えば、国家の主権を国連に明け渡す政策を主張します。

およそ小沢の政策を議論することに意味はないと私は考えます。彼にあるのは政策ではなく政局のみです。

去年の暮れ頃に今年度の予算で公共事業の配分で紛糾していた時に、小沢が動いて沈静化したことがあったと思います。公共事業が軒並み削られた中、岩手県の事業はほぼ無傷だったと記憶しています。まあそういうことです。

貴重なお時間を割いて、つまらない質問(恐らく、べっちゃんさんにとっては)にお答えていただきまして、ありがとうございます。

裏金の件とは、去年より騒がれている、所謂、西松事件、および、陸山会事件で取り沙汰される水谷建設から1億円の裏献金を受け取ったとされる報道のことでしょうか。

私はこれまで小沢には特別関心は無かったのですが、この事件を機に関心を持つようになりまして、特にこの事件に関しては、大手マスコミの一連の報道内容および報道姿勢、あるいは、検察の捜査手法等に恣意的なものを感じております。(細かいことを書きますと、長くなりますし、べっちゃんさんにとってはどうでもいいことである可能性も高いので、詳細は割愛します。)

小沢の政策がコロコロ変わることのご指摘については、私も同意見ですが、ただ一環しているのは、国民の利益と国の利益の両方を、その時々、所与の条件の中で最大化しようとした結果であるようにも思えます。(これも上と同じ理由で、詳細は割愛します。)
また、政策の前に政局に対処しなければならないのは、大局的に見て必然であるようにも思います。

要するに、小沢は「国民ありきの国の繁栄」を目指している、という私の単なる買いかぶりを見ず知らずのべっちゃんさんに押し付けているだけなのですが。すみません。(笑)

戯言はさて置き、一部の者が利する新自由主義でなく、国民(と国)全体が利するリフレ政策のような政策を待望することでは間違いなく意見は一致しております。

今後も勉強させてください。

 ぶっちゃけて言ってしまうと、小沢は境界性人格障害なのだと思います。

 境界性人格障害については以下のページをご覧下さい。
「境界例と自己愛の障害からの回復」http://homepage1.nifty.com/eggs/

 彼の発言がコロコロと変わるところ、特異な論法・法律理解、人間不信、etc...非常に良く当てはまるのです。

 境界性人格障害を組織のリーダーにすると大変に不幸なことになります。組織の方針がランダムに変更されて外部からの信頼を失い、内部でも責任転嫁が横行し、そして職権の濫用がはびこるでしょう。

 私が小沢に感じている危惧は彼のリーダーには向かない特異な人格にありまして、実を言うと政策は関係ないのです。

 境界性人格障害は、情報操作能力に長けていますので、現代社会で境界性人格障害は枢要な地位を治めやすくなっています。このことによる弊害が各地で出つつあります(日本に限らず)。境界性人格障害をトップに持っていかないための対策を、我々は考えていかなければならないと思っています。

小沢が境界性人格障害であることには、必ずしも同意しませんが、そういう見方があるのは理解しますし、ある意味面白いと思います。お勧めのサイトも見てみました。(つられて詳しく読んでたもので、返事が遅れてしまいました。)

同様の思考を巡らせて、すぐに思いついたのが、小泉・竹中は揃って空想虚言症(その他、猪瀬、木村など、あの頃はそういうのばかりがやたらと群れていましたね)で、人ではないですが、大手マスコミは精神分裂症的で、中でも、産経は被害妄想症的だなぁ、ということです。

そして、日銀は、回避性人格障害(=無責任)の症状を呈しているということになりましょうか?

 講談とか見ていればわかるのですが、小泉さんのやり方はヤクザの口上なんです。当意即妙のレトリックで周りをやり込める。あと、何か一つのことにこだわってそれを売りにする。

 だからかっこいいのは確かなんですが、結局あんまり物事は先に進みませんでした。

 ただ私の見た感じでは、小泉さんはギリギリ目的の方が手段より優先していて、病気じゃないと思います。

 まあ今になって思うと小泉さんの功績というのは外交で欧米に恩を売って得た国際的信用を使って、円を安く誘導して輸出主導で経済回復したってことになるのでしょう。それ以外についてはほとんど意味がなかったですね。

 ただ経済の回復が今の日本に一番必要なものですからそれでよかったのだと思います。この輸出企業優先、という視点を除いて小泉さんの行動を追っかけると何をやっているのかわからない変節漢に見えても仕方がないと私も思います。

 これが特定の行動パターンへの執着が優先して、自分が不利になってもそれにこだわるようになってくると病気になるんじゃないかなと。

 竹中さんについては、2002年後半から日本経済が回復したのは、彼が不良債権処理やシバキ主義を捨てて、金融緩和と円安による経済回復政策に転じた(要するに彼がそれまでに反対していた路線)ことにあって、これは経済学者としては変節で失格ですが、政治家としては正しい。

 だから、学者としての良心を優先するのならば「これまでの自分は間違っていた」と表明するべきですね。それをシバキ主義の成功みたいな言論を未だに続けているのは誠意がないと私も思います。竹中さんがこの経済回復の真相をぶっちゃけてしまえば、新自由主義に引導を渡せるのに残念です。

 麻生政権以降の政権は円高を放置しています。これは財務省と日銀が円売りドル買いを続ければ解消するはずですが、全然やろうとしません。

 たぶん数兆円規模の円安誘導策をやるには主要国との調整が不可欠なのだと思います。今の日本は外交的に各国に借りがある状態で、自国優先の為替政策を取れない状況にあるんじゃないでしょうか?

 ここら辺、経済論壇の人たちが円相場と外交を結び付けて論じることができないのは物事を見る目が浅いんじゃないかと私は思います。

 外交、経済、人権などなど次元の違うことを国家の手持ちのカードとして議論できる人がいなくなってしまいましたね。20年位前までは、テレビの議論番組なんかでも、こういう話が普通に出来たし、政治家もそういうことを言ってたものですが。

 民主党は個別の政策に長けた官僚みたいな政治家が「優秀」ともてはやされていて、ジェネラリスとがいなくて(小沢は一応ジェネラリストだが、視点が国益ではなくて選挙と蓄財に偏りすぎ)、結果として国政が停滞する事態となっています。

 小泉さんは個別の政策理解ははっきり言って滅茶苦茶でしたが、ジェネラリストとしては超一流でした。国民が小泉さんを支えたのはその辺りを嗅ぎ取っていたのでしょう。

小泉、竹中に関するご意見、彼らの業績を微妙に容認する内容で、特に小沢への評価と比較して、大変興味深いです。

新自由主義と言えば、中曽根から始まって、小泉、竹中で絶頂に達したものと、私は思っておりました。(現在、菅政権にて見事に復活してしまいましたが。)
小泉と言えばパフォーマンスの過ぎるお調子者で、彼の首相在任中のGDP、雇用者報酬、失業率の推移を見て、払った対価(富裕層への富の移転強化、地域経済の疲弊、中小企業経営圧迫・大量倒産など)に対する効果が全く出ていないことを鑑みれば、全体評価としては最低のものであると理解しておりました故であります。
また、竹中については、彼の政策の変節が人格障害のものでないとすれば、不幸な間違いか、恣意的であったかのいづれかになると思いますが、この期に及んでメディア等で「改革が足りない」などと主張し続けている様を見る限り、前者であれば極めて不誠実な者であると言えますし、私はどちらかと言えば彼は後者であったと考えているからです。
(極力穏当な表現を使うよう心がけたのですが、不愉快に感じられましたら、すみません。)

いづれにしましても、非生産的な話題で長らく引っ張ってしまいまして、申し訳ありませんでした。

ところで、7月6日から10日にかけての一連のエントリー拝見しました。
私ごときが言うのも何ですが、秀逸な内容で、腑に落ちる点が多く、今のデフレ不況が富裕層からの徴税(特に不労所得に対する)を怠ってきたことに大きく起因していることがよくわかります。少なくとも、所得税の累進性は高める必要があると常々考えておりましたが、法人税減税についても成長戦略の一環として必要である旨の(巷に蔓延る)知見が如何に片手落ちの内容かが確認でき、感謝いたします。

これらの記事を読んでいて、ふと、思い至ったことですが、インフレ・ターゲットをうまく使って、通貨の価値の減少を直線的に制御できれば(可能かどうかは私の知識では皆目見当もつきませんが)、ゲゼルが言う減価通貨とほぼ同じことになるのですね。また、マイルド・インフレ状況下で、低金利を永続的に維持できれば、無利子融資に近いものになるわけです。
これらのことは、大変興味深く、(大袈裟に聞こえるかもしれませんが、知る喜び、という意味で)うれしい発見でした。

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