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2010年11月11日 (木)

実例があるじゃん

十月六日

 我々は北朝鮮を見て、なんであれだけ不自由で慢性的な飢餓状態なのに国民は反旗を翻さないんだろう、いやいやそのうち崩壊するだろう、などと考えているわけですが、思想と情報をコントロールすることによって前の時代よりも不自由で貧乏になったのに民衆が嬉々としてその体制に千年間も従い続けた実例が実はあるんだなこれが。

 それはキリスト教に支配された中世ヨーロッパなんだな。

 独立自営農民と比べて農奴が落ちているのは勿論だし、ローマの奴隷と比べても自由かどうか怪しいです。飢餓はローマ時代より明らかに増加しているし(流通が破壊されて遠隔地の農産物を持ってこられなくなったからでしょう)。前の時代よりも行政サービスのパフォーマンスが落ちていることを、前の時代の誹謗中傷することで誤魔化しているのも何だか似ている。思想のコントロールに成功した政権は強いです。だから北朝鮮が自主的に国家体制を変えるなんてことは希望しない方がいいと思うのです。

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コメント

HINAKAです。

べっちゃん様

「ローマ人の物語」の著者、塩野七生氏曰く「ローマ時代と現代とでは、科学技術以外は全てローマの方が豊かだった」そうです。

何しろローマの政治は、何と共和主義的民主制に始まり、貴族との元老院と市民集会のいわば2院政を経て、現代では帝政と呼ばれていますが、実際の皇帝は世襲ではなく元老院と市民集会(軍隊を含むか別にするかは時代によって違うようです)によって、選任され支持されて皇帝になるのですから、現代の大統領制に近い訳です。
近いどころか、人によっては「現代の大統領制と同じ」と断じる人もいるとか……。

政治にも参加でき、場合によっては元老員議員にもなれるのは、ローマ市民権の所有者だけ。
ところがこのローマ市民権は、納税者として1人前で有れば、人種や出身を問わずになる事が出来た(出来るようになった)。
さすがに女性に参政権はありませんでしたが、元老員議会で「ローマは元老員諸君が支配するが、諸君は家の女達に支配されている」という演説がまかり通るほど、女性は尊重されていたようです。

後のフランス革命以後、長きに渡って婦人参政権及び、子供の権利が公に認めたのは、アメリカにおいてはあのケネディ大統領が署名した、有名な人種差別撤廃を明記した「公民権法」、同時にこれは性差別の撤廃法でもあったそうです。
アメリカですら、それまで女性参政権は有っても、人種と同じく性差別も根強く、黒人民主化運動を影で援助したのが、実は多くの特に下層の白人女性達だったのだそうです。

更に、蛇足失礼します。
今のところ国連加盟国で、「結婚の自由」を保障しているのは、日本国憲法だけだそうです。
「戦争放棄」を明記している国は、特に南太平洋などの島国諸国には既に存在するようです。
アメリカですら、未だに「結婚の自由」特に宗教問題が絡んで、法的には州法レベルでしか無いそうです。

それにしても、ローマ人のあの驚くべき建築技術は、どこから来たのでしょう?
電気と電子技術が無いだけで、ほとんど現代と同等の建築技術を有するなど、どう考えても2000年前の話しとは、思えません。
つい興奮しましたが、マルクスの「宗教は麻薬と同じだ!」という意見には、大いに賛成します。

それでは、また。

HI NAKAさんこんにちは

ローマが進んでいたと言うよりは、産業革命までは基本的に人類の科学技術は進歩しなかったと言うべきなのかもしれません。

アラブやインドへ行けば千年前に建てられた驚くべき建築物がいくらでもありますので、ローマの技術は失われたわけではなくてオリエントに伝承されたのです。

あるいはオリエントはローマ以前にも十分にその技術を持っていて、それがずっと受け継がれていただけかもしれません。

フランスや韓国の超強力な大統領制とローマの帝政にはあんまり差がないと私も思います。

人類の歴史は一方向にばかり進むわけではないと言うことですよね。

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