伊勢神宮参拝記(四)
十二月十一日
前回お参りしたときにも圧倒されたのですが、大人二人でも抱えきれないほどものすごく幹の太い杉や檜が何本もたち荘厳な雰囲気の森、美しいせせらぎ、月並みな表現ですが、ここに来ると心が洗われるようです。
内宮にお参りするのは学生のとき以来ですので十年ぶりでした。昨年はお伊勢参りが記録を取り始めて以来最高の人数を記録したそうで、大変な人出でした。特に若いカップルのお参りが増えていました。みんな出雲大社と勘違いしてるんじゃないの(笑)
でも若い人が神社に興味を持つようになったのは悪いことではないと思います。それにみなさんお行儀よく参拝していました。ただ帽子をかぶったままの人が多かったのがちょっと残念でした。どこかに注意書きをした方がいいかもしれません。
一通りお参りをすませ、池のほとりまでくると、急に「ありがたい」という気持ちで胸がいっぱいになり、池からお宮の方を向いて数分間じっと手を合わせてしまいました。誰に促されたわけでもありません。不思議と満ち足りた気持ちでした。後で祖母に話したら、祖母も同じような気持ちになったそうで、お伊勢参りのことをお蔭参りというわけがよくわかりました。
さて時間は三時を過ぎていましたが、鳥羽水族館に行ってみることにしました。海獣で有名な水族館で、スナメリとかマナティーとかアザラシがいると聞いていて、ずっと前から行きたいと思っていたのです。
バスに乗って宇治山田駅まで行き、そこから近鉄特急に乗って鳥羽まで、駅に着いたときにはもう四時を回っていまして、走って水族館まで行ったのですが、三十分前に入場終了になっていました。ちょっと残念。フェリー乗り場のすぐ横でしたので、今度また伊勢湾フェリーに乗ったときのために残しておくことにしました。
鳥羽駅に着くとJRが運行再開をしており、しかも参宮線がちょうど出発するところで、それに乗って伊勢市駅まで戻りました。お参りも終わったし精進明け(ちょっと意味が違うかな)だ、ということで出発から我慢していたお酒を駅前の居酒屋で飲みました。
けれど、一人でちびちびとやっていると、なぜか知らん、ウェイターのお姉ちゃんがこっちを心配そうな目でチラチラと見ています。どうしてかいなと思ったら、思い当たる節が、この日はクリスマスでしたので、もしかしたら振られてやけ酒をかっ喰っているとでも勘違いされてしまったのかもしれません(笑)
明日も早出ですので、十時にはもう床に付きました。この旅行は早寝、早起き、運動もして、酒をあまり飲むこともなく、なかなか健康的です。
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