映画「毎日かあさん」を見ました
一月二十四日
映画の「毎日かあさん」を見てきました。
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一月二十四日
映画の「毎日かあさん」を見てきました。
日本の報道機関は全く報道していませんが、韓国で金融危機が発生しています。
韓国版サブプライム危機が激化(サーチナ)
健全な貯蓄銀行を取り締まった金融当局(朝鮮日報)
道民貯蓄銀行が営業停止の前に自主休業(中央日報)
金融委、ドイツ銀行員5人を告発(朝鮮日報)
不良債権:機関投資家が買収競争(朝鮮日報)
「日本残酷物語」の奄美大島・徳之島の砂糖地獄に面白い記述がありました。
一月二十一日
石原都知事がだんまりを決めている意味は分かりやすくて、自分なら衆議院選挙を勝てるから、俺を自民党総裁に担げ、総理大臣にしろと言いたいのでしょう。
そうかもしれませんが、私はこの手の政策は何もなくて政局だけは強いタイプの政治家はもうたくさんなので、どうぞ引退してくださいと言いたいです。
日本の水源林を外国人が買い漁っているそうですが、水の利権は土地の所有権とは別ですので、水源林を買ったところで、下流の住民から金をとることはできません。それに水なんて重い物を海外に運んで売るのは大変です。
だから外人に田舎の土地を買われたところで何も困りません。むしろだまされているのは外国人の方だと思います。何も知らない外国人をだまして二束三文の山林を売り飛ばして巨利を得ている日本の不動産業者の方を取り締まるべきだと思います。そうしないと、いずれこの問題は詐欺として国際的な問題になるのではないかと心配しています。
そんなことをしたら小沢の思うつぼだよ。自民党が分裂するよ。そういう人の失態を期待するようなことをやっているから自民党の人気がなくなったということがまだわからないのでしょうか。
あくまで政局には頼らず政策を訴える姿勢を貫くことです。そうすれば民主党は自民党が手を突っ込まなくてもひとりでに崩壊しますし、自民党への国民の信頼は戻ります。政局にしようとすれば自民党も崩壊します。
政策ではなくて政局で物事が決まることに国民はうんざりしているのです。
一月十八日
日本の外務大臣が対外強硬派(と内外から見られている)前原氏になったからだとか、日本の国防の重点が西南方面へ移ったからその空白を埋めようとしているのだとか、中韓を巻き込んで北方領土の既成事実下を進めようとしているのだとかいろいろな見方が出ています。
どれも正しいと思うのですが、一つ抜け落ちているところがありそうな気がします。ロシアの外交というのは必ず西と東がセットになっています。東で何か積極的行動に出ている時には、西で何らかの変化が必ず発生しています。その西での変化がロシアにとって有利な物であれば、おそらく極東侵出策は本気であり、西での変化がロシアにとって不利な物であれば極東侵出策はハッタリもしくは陽動作戦です。
そこで気になるのはモスクワやコーカサスでテロが連続していることです。かなり深刻な状況のようです。ロシアの官憲はどういうわけか国内の治安を掌握する力を失っているみたいです。
私が推測するに、プーチン首相とメドページェフ大統領の間に何らかの齟齬があり、両勢力の間で暗闘が行われているのではなかろうかと思います。そのためお互いがお互いを弱体化させるために、意図的に治安の統制を緩めている可能性があります。
ということはロシアの極東における積極策には、表に出している目的とは別の意図がありそうだということになります。それがなんなのかはよくわからないのですが・・・ロシアの国際情勢を見る目はプリミティブですが非常に的確です。ロシアの動きから目を離すべきではないと思います。(的確だけれど、必ずしも利益を引き出せずに実行段階で失敗が多いところもまたロシアらしいのですが)
私どもはGDPで世界三番目にすぎませんので、大中国様がバブルで変調をきたしたとしても助ける力などありません。中国様を助けるなどという大それたことが私ども小日本にできようはずもありません。なんと言っても十年後には米国を追い越そうという大中国様のことです、誰の力も借りないで苦境を脱してくれることでしょう(まる)
学生の時の古本で大安売りしているのを見つけて買って以来積んどく状態になっていた「日本残酷物語」全巻に取りかかっています。
高校の時に一風変わった数学教師(今考えてみたら、あの人はおそらく組合員か共産党員だったのではないかと思う)から勧められたことがあったので買ったのですが、あまりにもおどろおどろしい題名でしたので読まずにいました。
けれども網野善彦の著書を読んでから読んでみると、そう怖い本でもない気がしてきました。「日本残酷物語」は農民以外はみんな苦しい生活という建前で書かれているのですが、よく読んでみると、貧乏なはずの僻地の漁村が活況を呈していたり、絶海の孤島の密貿易人が一財産築いていたりと全然残酷じゃないんですよね。
それでこの日本残酷物語の作者も、読者にサービスして「昔の日本の民衆は苦しい生活を強いられていたのだ〜」と表向き書いてはいますが、実際のところかつては僻地であるが故に裕福だった、水田耕作民ではないが故に裕福であった世界があることに気がついていて、それをさりげなく記録してあるのです、だからこれは注意深く読めば非常に有益な歴史の記録だと思います。
辺地に住んでいる人たちや、職工や流通業者なんかが苦しくなったのは、近代になって蒸気船と鉄道と機械が導入されて、僻地のアドバンテージ、熟練工のアドバンテージがなくなったからです。
だから徳川時代までは日本のいわゆる下層民はそれほど残酷な状況におかれていたわけでもなかったはずですが(飢饉はありましたけれどね)、明治から昭和30年代くらいまではある程度残酷な状況におかれていたんだろうなと思います。
一月十五日 【小正月】
韓国の財閥について面白い考察を見つけました。
韓国財閥の循環出資構造のジレンマ(前編)(四万十川での日々徒然)
韓国財閥の循環出資構造のジレンマ(中編)(四万十川での日々徒然)
韓国財閥の循環出資構造のジレンマ(後編)(四万十川での日々徒然)
韓国財閥の循環出資構造のジレンマ(おまけ)(四万十川での日々徒然)
一月十日
エジプトのムバラク大統領が退陣し、軍部に政権を委譲しました。チュニジアに続いての市民革命です。軍が後ろ盾になった革命ですので、左翼がイメージする市民革命とは多少違いますが、英国の名誉革命や明治維新やトルコのアタチュルク革命では軍事政権が樹立されましたので、これらの政変を市民革命の一種と考えれば、チュニジアとエジプトの政変も市民革命と行っていいと思います。
二月八日
増える喘息(沖縄医師会)
喘息死は南に多い
なんでだろう?
考えるまでもなかった・・・
冬に大陸の人間が一斉に石油ストーブや石炭ストーブを焚くからだな。しかも粗悪燃料で。鳥インフルエンザよりもこっちの方が重大だろ、死者が出てるし原因もはっきりしているんだから。何でテレビや新聞は報道しないんだ、ついでにいうと厚生労働省もこの事実を公表して対策をとれ。
一月五日
先週あたりからアクセスが増え始め、一昨日のアクセスが千を超え、昨日も六百アクセスもあったから何事かと思いアクセス解析をチェックしたところ、鴨志田穣さんへの追悼文をみんな読みにきてくれているらしい。
なんでかなと不思議だったのですが、昨日親から「西原さんの映画見に行ったよ〜、感動したよ〜」と電話があり。「毎日かあさん」の映画が封切りされたからかと納得。
理由はよくわからないけれど、鴨志田穣で検索すると、このページが相当上の方に出てくるんですよね。ありがたい事です。
こりゃそのうち映画を見に行かなきゃいけませんね。
社会保障と財政再建と経済成長戦略は分離して考える必要があります。
日本には社会保障の多大なニーズがあります。しかし財源は足りません。社会保障は国民が自分自身でお金を出し合って支えるべきであり、さらに後の世代に負担をさせてはいけないものですから、社会保障はなるべく単年会計にして、必要とあらば増税をするべきです。越年の持ち越しはなるべくなくして国民の間で総負担額=総給付額となるようにして増税しても経済への影響が最小限になる制度にするべきです。
一月四日
日本の政治経済がこの二十年間混迷しています。多くの人はこれを日本の特殊性で説明しようとします。曰く、不動産に過度に依存した金融が良くなかったのだ、増税を認めない自分勝手な納税者が悪いのだ、行政が業界に余計な指導をするのが良くない、政権交代がないからだめなのだ、いろいろあると思います。
正月一日 【節分】
1980年頃までの日本は、経常収支も黒字で資本収支も黒字でした。これは物を売ったらすぐにその代金が入ってくるというごく健全な状態です。それが1980年以降は経常収支は黒字で、資本収支は赤字になりました。その原因を考えてみました。
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