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2011年3月31日 (木)

財源問題はすでに解決している

 しかし日本のデフレはかなり深刻ですので、そう簡単には国債投げ売りと超インフレは発生しないでしょう。私は、80年代から国外に逃避してしまった資産額の累計から見積もって、400兆円は円を増やしても大丈夫と考えています。今回日銀が100兆円ばらまいたので、あと300兆円くらいは、金融緩和や国債引き受けをやっても大丈夫でしょう。

 それに超インフレが、発生したとしても日銀が金利を引き上げればいいのです。ただ、日銀はいったん景気が過熱してしまうと、金利を引き上げるのは悪者になることを意味しますので、それがいやなのです。

 とはいえ、今現在でも日本銀行は最大の日本国債の買い手です。だから「国債引き受け」といっても特別なことをするわけではありません。これまでよりも買い入れ量を増やすだけです。

 それに日銀はこの一ヶ月で市中に資金を大量に投入したので、市中にある円の同量しか国債を購入しないとか言う日銀のオウンルール「銀行券ルール」を適用したとすれば、日銀の国債買い入れ余力は大幅に拡張されたことを意味すると思います。

 ですので、政府が無理に日銀に国債買い入れを要望しなくても、日銀は復興に必要な50兆円くらいの国債なら黙って買ってくれるのではないかと思います。

 日銀が市中に100兆円投じた時点で復興財源の心配は実質的に消し飛んでいます。あとは国債を発行するだけです。運用先に困っている邦銀は喜んで買ってくれますし、買い手が足りなくなったとしても、日銀が黙って買ってくれるでしょう。国債金利が上昇することはありません。

 それどころか復興国債には買い手が殺到して、利子が下がると私は考えます。復興国債は、おそらく海外からも買い手が殺到するからです。特に海外の年金基金や宗教系の基金が喜んでこの国債を買うはずです。日本の復興国債を買うことは、慈善事業に準ずる扱いを受けるからです。

 日本政府は復興国債が、他の金融商品とは違う慈善事業への寄付に準ずる扱いを受けるように国際的な同意を形成したらどうでしょうか?

 日銀が石頭を装ったクールな救世主なのか、それとも正真正銘の国を滅ぼす石頭なのか注意深く見守ろうと思います。

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