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2011年3月18日 (金)

中間評価

 今のところ震災の対処を現政権はよくやっていると思います。官僚が作ったマニュアルに従っているだけだろうという説もありますが(その通りでしょう)、マニュアル通り動いただけでもたいした物です。

 民主党政権であるが故の致命的な失策はなかったと思います。自民党政権でもこんな感じでしょう。自民党の中の威張るだけで物がわかっていないおじさん(森喜朗とか石原慎太郎)あたりが総理大臣であるよりもむしろよく対処していると思います。

 けれども民主党、あるいは菅総理、枝野官房長官であるが故に得したことがあったかというと何もないと思います。

 発生から一週間がたち、官僚が用意した初動マニュアルも終わる頃です。これからは政治家と官僚がシナリオを作っていかなければなりません。ここからが政権の真価が発揮されると思いますが、支援物資輸送という出だしで躓いています。

 このあたりはおそらく福田総理とか、麻生総理といった実業界とのつながりが深い総理大臣の方がうまくいったのではないかと思います。それとせっかく米軍が協力を申し出てくれたのに、米軍投入がだいぶ遅れたのはもったいないことでした。これは官僚のマニュアルにはなかったでしょうから仕方がないことですが、小泉総理であれば一も二もなく即座に米軍に協力をお願いし、米軍は地震二日目には被災地に入っていたでしょう。

 物資輸送について政権は完全に産業界任せで無策に見えます。電力供給に関しても、東電にいわれるがままで政治主導にはなっていません。電力会社には大胆な電力配分はできません。こういうときこそ、政治が出て行って、細切れではなくて一日単位の輪番停電にするとか、必要な産業に重点的に配電するとか大胆に電力を差配するべきです。

 また、復興計画についても、これは残念ながら野党第一党の自民党が財政再建原理主義の谷垣さんのため、民主党もそれにつられて、小粒の復興計画を出そうとしています。これでは駄目です。

 今更民主党に首尾一貫を期待している国民など誰もいないのですから、日銀引き受けで国債を大発行し、大々的に公共事業をやって日本を復興させるべきです。白川総裁は民主党に恩義を感じているようなので、民主党の命令であれば従うと思います。

 すでに輸出企業は困難に陥っています。円高ですし、注文も期日までにさばくのは困難な状況です、すでに得た仕事も他国に譲らなければなりませんし、商機も逃してしまうでしょう。

 政治が国内に需要を起こさないと日本の産業は死にます。

 麻生元総理や、亀井国民新党党首のような、財政拡大派を財務大臣と復興担当大臣にするくらいの大胆な発想が求められているのです。

 私は今のところ菅政権の震災対処は及第点、良ではなく、可だと思っています。でも官僚が息切れするにつれて、不可になりつつあります。ただこれは私の評価で、国民大多数がそう考えているかどうかはわかりません。


 これで与謝野氏は完全に出る幕がなくなったので退陣してくださって結構です。それと東北地方で大公共事業が行われますので、これは小沢や渡部といった老害を排除するチャンスです。公正な入札を行い、けれどもこれらケチな地方ボスが与えることもかなわなかったような金をどんどん公共事業によって落とせば小沢と渡部は立ち枯れになります。

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