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2011年3月17日 (木)

ナベツネ。ぼろを出す

二月十三日

 なんで読売は民主党政権の肩を持つのかな、と不思議だったのですが、プロ野球セリーグ開幕を巡る騒動で読売新聞の渡邉社長が民主党政権にご執心だということがわかりました。

 デイリースポーツより

 「巨人・渡辺恒雄球団会長が16日、3・25のシーズン開幕を厳命した。都内ホテルで行われた燦燦会で「明るい活力を持って、国民の大衆に見せることができるのはプロ野球選手」と、被災地復興のために全力プレーをみせるよう選手に要望した。

 「東日本巨大地震復興支援」として会を始め、壇上に立った渡辺会長。開幕問題に触れ「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、大戦争のあと、3カ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」と力説した。

 燦燦会には約200人の財界人が集まった。大震災に配慮し、選手へのサインや記念撮影の禁止が放送されると、マイクを奪い「だれが言ったんだ!何でも禁止させればいいってもんじゃない。後で懲罰する!」と怒鳴り散らした。

 会長の意見にほかの球団幹部も同調。滝鼻オーナーは「放射能が飛んでくると言っていたが、あれが野球ができない数値なのか。もっと科学的に考えたほうがいい」。清武球団代表も「条件が許せば25日にやりましょうということ」と強調した。」

 電気が足りない中照明を煌々と照らし、ドーム球場ではエアコンを効かし(エアコンは必要なくても空調は必要)、客を移動させる電車を動かし、さらにまだ原発が安定していないというのに選手と観客を危険にさらしてまで、無理矢理開幕して政権を支えたいと。

 経済の振興だけならまだわかるのですが、原発事故と絡めている時点で、この御仁が民主党政権の失策をぬぐって、国民を危険にさらしてでも今を平常な状況と国民に信じさせることに躍起であることが見て取れます。

 どういう理屈なのかわからないけれど、ナベツネ氏は民主党政権の生みの親のつもりみたいです。ナベツネ氏をはじめとする巨人軍首脳にはには是非福島県浜通りでジャイアンツの選手と一緒に野球をプレーして被災者を激励してほしいです。

 きっと国民は今の福島第一原発が安全であると信じてくれることでしょう。民主党政権の支持率が上昇すること請け合いです。

 ともかく選手会の声を無視して開幕を強行するのならば、球団の経営者は試合中ずっとグラウンドに出て体を外気にさらすべきです。それならば構わない。(ついでにいうと原子力保安院も福島第一原発から30kmの地点で会議をやってほしいです)

 しかし来週中の開幕は、そのナベツネが異常な愛情を傾ける民主党政権自身の要請によりお流れになるのではないでしょうか。官房長官と経済産業大臣が電力不足で青い顔をしていますからね。

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