風評被害ではない
三月二十五日
栃木県の観光客が減っているのを、原発事故の風評被害とNHKは報道しているが、風評被害ではない。残念ながら、福島県と栃木県と茨城県は今ある法律をきちんと適用すれば、放射線が危険な地域になるので、観光客が行かないのは正当な防衛措置である。
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三月二十五日
栃木県の観光客が減っているのを、原発事故の風評被害とNHKは報道しているが、風評被害ではない。残念ながら、福島県と栃木県と茨城県は今ある法律をきちんと適用すれば、放射線が危険な地域になるので、観光客が行かないのは正当な防衛措置である。
菅首相が26日、国会を見学中の大学生グループに握手を求め、「私より、もっと人気のある総理大臣になれるように頑張ってください」と声をかける一幕があった。
学生は早稲田大の政治サークルのメンバーら約20人で、首相が衆院予算委員会を終えて部屋を出たところで顔を合わせた。
東日本大震災への対応などを巡って与野党から批判を浴び、この日も厳しい質問を受けた直後の首相が、思わず弱音を漏らした格好だ。大学生たちからは笑い声があがっていた。
(2011年4月26日19時33分 読売新聞)
この人救いようがない・・・
米どころの東北の農地が大打撃を受けたのだし、今年は冷夏になりそうなんだからますます東北の米の生産量が下がるはずで、米の作付けの調整をしなければならないはずですが、政府はちゃんとやっているのでしょうかね。これで米不足になったら世界の笑いものです。
三月二十四日
インドの気象庁が面白い予測をしています。
東日本大震災の津波の影響で、太平洋では海水が激しくかき回されたため、表層の海温が低下、そのためモンスーンが活発化し、インドに大量の雨をもたらすため、今年のインドの農業生産は順調であろうという予測です。
低い量の放射線がかえって身体によい可能性はあり得るとはいえ、今の法律はそのようになってはいないのですから、「放射線は微量でも危険」という今の法律の精神に則って対処するべきだと思う。
低い量の放射線は危険ではないというのが科学的な事実であるのなら、それは今後新しい法律を作るときにそれを反映させればいいこと。
でも世界で自然放射線が低い部類に入る日本に住む日本人の寿命が世界最高レベルなんだから、やっぱ放射線は身体に悪いんじゃないでしょうかね?免疫ががん細胞を破壊するために活性化すれば、その分身体のエネルギーは免疫に持って行かれるわけで、ストレスもかかるのだろうし。
癌の発生率だけを見れば、低い放射線は危険ではない、というのはありそうなんですが、人間の生活全体で見れば、やはり放射線はリスクに数えるべきだと思います。個人的に。
三月二十二日
政権交代が実現したとたんに活動を停止してしまった選挙情報サイト「選挙でGO!」、民主党が劣勢になったとたんに低調になった選挙結果予想サイト「sanngi-in ,shugi-in」、他にも似たような例がいくつかあるけれど、これって本当にボランティアだったんですかね。一種の工作活動だったんじゃないだろうか?
sangi-inなんか、大学の教員が学生に参加を呼びかけたりして、これは一首の教育者による学生の誘導だから悪質な気がするのです。その教員は民主党が参議院選挙で負けてからはこのサイトのことをおくびにも出さなくなりました。あれだけ疑似マーケットは未来のコミュニケーションだとか宣伝をしていたのに・・・
米国の予想サイトも、オバマと米民主党の人気が下がったとたんにメディアから取り上げられなくなりましたね。
こういった自主的な活動を装った工作活動には気をつけるようにしたい物です。
公共広告機構の「一人一人にできることをやろう」というCMが気に入らない。
国民は既にやっているんだよ、お前らに偉そうに言われるより前に。
だから国は国にしかできないことをさっさとやれよ。
それとも「一人一人にできること」というのは、選挙で現政権を倒すことを指すのでしょうか、それならわかるけどさ。
東日本大震災からの復興ビジョンを策定する政府の「復興構想会議」(議長・五百旗頭真防衛大学校長)は23日、首相官邸で2回目の会合を開いた。達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事、佐藤雄平福島県知事がそれぞれ被災地の現状などを報告。村井知事は、漁船購入や水産施設を国費で整備する「国有化構想」などを提案した。また、災害対策を目的とした「災害対策税」の創設も求めたが、財源論議は尚早だとの意見が相次ぎ、当面議論の中心にしないことを確認した。
村井知事は、水産業の国有化構想のほか、(1)地盤沈下した農地を国が買い取り、緑地・公園化する(2)民間投資による農業ビジネスの活性化(3)漁港を3分の1から5分の1に集約再編--などの構想などを披露した。さらに、被災3県や市町村、国が入って復興案を調整する「大震災復興広域機構」の設置も求めた。
達増知事も、水産業への国の支援などを要請。さらに「復興への象徴になる」として平泉の世界遺産登録を目指すことや、電子と陽電子を衝突させて宇宙誕生の解明を目指す超大型加速器「国際リニアコライダー」の誘致などについて国への協力を求めた。
一方、原発事故が進行中の佐藤知事は、原発について国や地方自治体が協議する「原子力災害に絞った協議の場」や現行法で想定できない賠償に対応するための特別法の制定などを要求。復興に向けた提言はほとんどなかった。
復興財源については、村井知事が消費税を念頭に置いた「災害対策税」を提案したのに対し、達増知事は「被災地の消費を低迷させてはならない」と増税に反対論を示した。また、他の委員からは「どのような復興を考えるか分かってから、財源は考えればいい」といった意見が続出。会合後に記者会見した五百旗頭議長は「今はそれを主たるテーマにまだしない、というのが今日の議論だった」と述べ、当面は議論の中心から外す方針を明らかにした。
次回30日の会合では、阪神大震災の際に官房副長官を務めていた石原信雄氏、兵庫県知事だった貝原俊民氏から意見を聴取する。その後、5月中旬には論点整理を行い、6月末までに第1次提言をまとめる予定だ。【小山由宇】
三月二十一日
最近は漫画でもアニメでもリアルな絵全盛で、映画とゲームには3Dなんてものまで出てきたのだけれど、現実に近くなれば進歩したことになるのかというと、それは違うだろうと思っています。
愚かな雲上人のことで腹を立てていたら健康に悪いので一首詠んでみました。
先月故郷の日立に救援物資を持って帰ったら、ちょうど水道が一週間ぶりに復旧したところで、みんな一斉に風呂に入ったらしく、まだ夕方になりかけたばかりだというのに町ですれ違う人からは老若男女を問わず石鹸の香りが立ち上ってなんだか可笑しかったです。
四月十九日
内政干渉である、アイルランドやギリシャみたいにIMFの支援を受けているのならともかく、なんの問題も生じていない日本が税金についてOECDなんぞにとやかく言われる筋合いはなし。自分の巣に帰ってスペインの不良債権の査定でもしてやがれ!
どうもこの政権はどさくさに紛れて消費税を増税したり、農林水産業のあり方を変えたりと、余計なことを考えているらしいことが、復興会議の検討部会の動きから見えてきました。
そんなことをしても景気も良くならなけりゃ、被災地も復興しないのですが。
現在の社会階層を固定化させたい、そのためになら経済が縮小しても構わない、東北が荒廃しても構わない、製造業が破綻しても構わない、という考えが透けて見えます。
今現在金融資産を持っている人だけ生き残り、それ以外は非正規雇用の貧乏人にしてしまえという魂胆です。むしろ金融の力を借りずに自らの力で富を生み出せる農林水産業や製造業を疎ましく思っているかのような感じがします。
経営者として、責任を持った投資家として、社会全体の富を生み出す方向ではなくて、日本人から遊離した金融資本家という別人種を作り出して、あわよくば日本の金融資本を日本から引きはがして別のところでもうけたい、資本を日本に縛り付けようとする勢力はなんとしてでも葬りたい、こんな陰険な心底が見え隠れしています。
菅内閣のメンバーにも、復興構想会議のメンバーにもそのようなことを考えそうな人は見当たらないので、誰がこんな個とを考えているのかよくわからないのですが、非常に恐ろしいことだと思います。民主党政権は無能極まりないのですが、時々思い出したかのように日本を破壊する的確な手を打ってきます。誰かねじを巻き直している人がいるのではないでしょうか。
菅総理には悪気はなさそうなんですが、やはりこの政権は一刻も早くつぶさなければなりません。
四月十八日 【穀雨】
最後に、政治的にこの政策に実現可能性があるかと言うことを検証してみます。
この法律を通すには、衆議院と参議院を通すか、衆議院を通して参議院で否決されたあとに衆議院で3分の2以上の賛成で再可決しなければなりません。
復興国債償還を目的とした消費税引き上げの問題点ですが、まずこの政策は経済的には最悪なのではないかと思います。
償還を目的としていると言うことは、消費税増収分のお金が、日本経済から国債の所有者に流れるからです。フローからストックへの巨大な金の流れができることになりますので、これは景気の落ち込みを招き、デフレとなります。
四月十七日
政府が東日本大震災の復興財源として消費税の一時的な引き上げに言及しました。まず復興国債を発行して復興財源を確保し、その後経済の状況を見極めた上で、消費税を3%程度引き上げて、復興国債を償還(元本の返済という意味か?)し、償還が終了したらその消費税引き上げ分を社会保障強化の財源として使うという提案です。
三月十五日【土用】
甲状腺と甲状腺ホルモンて役に立っているのか立っていないのかよくわからない器官とホルモンで、なかったら体の調子は悪くなるが即死するという物でもなく、よくわかりません。
でも脊椎動物には共通してみられる古い器官らしいです。
そんで、普段何をしているのかわからないけれど、放射能が出てくるととたんにこれがクローズアップされる。
もしかして、甲状腺というのは生物を放射性物資から守るための器官なのではないでしょうか?生物が取り込みやすい放射性物資を、脳、消化器官、生殖器官から離れた甲状腺に集めて、生命に悪影響を及ぼすのを防ぐ。
甲状腺が癌になるのは、人体の正常な防御機能であるのかもしれません。
脊椎動物が水中から地上に出てこられたのは、この放射線防御機能があったからなんてことはないのでしょうか。
そういえば、昆虫の体を作っているクチクラも放射線に強いんですよね。脊椎動物は放射性物資を体内の害の少ないところに蓄積するやり方で体を防御し、節足動物は放射線を跳ね返すやり方で防御したなんてないのかな。
福島の原発事故で一番まともな分析を発表しているのがロシアではなかろうかと思っています。フランスはびびってるだけ。米国は処理で協力はしているけれど自分からは何も発表はしない。そんななかロシアだけは的確な分析をしてくれています。
これはおそらく最悪の原発事故を起こした国としての経験と、日本がロシアの原子力潜水艦の廃棄で協力したことへの恩返しなのでしょう。
でも金で返されるよりも、こういうときに冷静な論評を発表してくれることの方が良いかもしれません。ここは素直に感謝をしておくべきなのでしょう。
第二次世界大戦が終わってから、二十一世紀に入るまでの半世紀は、世界的に気候が安定し、地震も少ない期間でした。この期間に高度な文明が世界的に発達したのはこのような自然の安定に支えられてのことかもしれません。
しかし、太平洋西部は地震の活動期に入った可能性があり、この先、東京直下型地震、三陸沖地震、宮城沖地震、東海地震、南海地震、濃尾地震、京都(花折断層)地震、などが二十年くらいの間に立て続けに襲ってくる可能性があります。
ここは日本の戦後の繁栄は全てこの地震活動期を乗り切るために、天が与えてくれた蓄えだと割り切って、国力を全てこれから襲って来るであろう巨大地震に振り向けることをこの先二十年間の国の目標とするべきではないでしょうか。
今ちょっと考えている地震に関するいくつかの着想
・海溝型地震はもしかしたら
渋滞のモデルで説明が付くんじゃないか?
・数百年に一回の大地震が本震で、
残りの地震は全て余震ではないか?
・地殻の上部と下部の間の剪断応力を
地震発生のメカニズムの考慮に入れた方が良い
(従来は異プレート間の応力しか地震モデルに入れてい
ただしスロースリップ地震のモデルでは
プレート内部の応力場のモデルが取り入れられている)
・マントルと接する地殻下部は早く動き、
それについて行けない地殻上部の間に生じる
剪断応力場の方が地震の主因なのではないか?
(岩石は圧縮には強いが剪断には脆い
だから圧縮応力場が地震の主因であるという
説明にはどうも納得がいかない)
・なぜ海底プレートの上と下でスピードに差ができるかというと
それこそが大陸プレートが上に乗っかって
海底プレートが一枚岩で動くことを阻害しているため
・プレートは動くときには一年に数m、それどころか数km動く
でも動かないときには数十万年動かない、
長い間同じスピードで一年に数mmだけ
ずるずる動くというプレートテクトニクスの
前提は間違っているのではないか?
統計の素養がある人に物事が連続して起きることを尋ねると決まって「統計的にはそういうことがあるんだよ」で済まされてしまうわけですが、どうも納得がいきません。
事象の発生をある数学モデルで表現すれば、そりゃ何事もその数学モデルで説明できるのは当たり前のことだと思うのです。
大量生産の現場では品質管理によく統計的手法を使います。不良品の連続発生が起きたとします。現場をよく調査してみます、すると作業員が疲れていたとか、工具が摩滅していたとか、原因が見つかる物です。
作業員が疲れていた、工具が摩滅していたというのは長い期間の間では確率的には起きる異常な事態だと思います。作業員がその引きを取り直して熟睡すれば、不良品の連続は減ります。
だいたい、3σの枠に収まる範囲の異常事態の連続でも、何らかの要因がかんでいることは多いです。経験的に言って。
ただたんに確率的に起きている訳じゃないんです。やっぱ連続して異常事態が起きるのは、確率の問題ではなくて原因があるのだと思います。
だから太平洋西部全体で巨大地震が増えているのもつながりがあるんじゃないかな・・・と何でも原因を見いだしたがる理系の人間は思ってしまうわけです。
三月十四日
なんだかこの調子でいくと、自民党と民主党の中の駄目な連中の連立政権ができそうで嫌だなあ・・・本当は葬らなければならないはずの駄目政治家の権化たる鳩山と小沢が政権の立役者として生き残るのは癪だ。
菅総理が我を張るのを止めてくれれば丸く収まるのだが・・・
四月十三日
いきなり復興税を提案するようなぼんくら復興会議なんていらんだろ。
まずは経済を立て直せ、そうすれば町なんて勝手に復興する。民主党お得意の民活はどこへ行った。
一足飛びに大きなことをやろうとするのは民主党の悪い癖だ。民主党はすぐにいろんな会議を作るけれど、それが何か結論を出したという話は過分にして聞かない。この復興会議も竜頭蛇尾に終わるだろう。
大きなことを言って、経済の立て直しに手をつけないでいると、ぼんくら会議が結論を出す頃には日本から産業が逃げているぞ、それともそれが菅政権の目的なのか?
閣議の議事録残さないのは人に言えないような悪だくみをしているからではなくて、総理大臣が内閣の中でハブにされていて、まともな議論が閣議でされていないからだと思う。
だって大臣が報道で総理大臣の意中を知って、それを否定したのにあとから官房長官が追認することが頻発している。これほど大臣をバカにした話もない。
総理大臣は大臣からの反論が怖くて閣議では何も言わず、誰もいなくなってから取り巻きだけで勝手に物事を決めて、それをマスコミで拡散させて既成事実化している。内閣として崩壊しています。憲法上の規定がある国会と内閣を無視して、総理大臣と官房長官と補佐官と二三の民間人だけで国を動かそうとしています。
東條内閣よりも憲法を踏みにじっています。こんな内閣は倒すべきです。国会議員が与野党問わず憤慨するのは当たり前です。どんなに良い政策を発表しようとも憲法を無視するような内閣を認めるわけにはいきません。
たがが外れた民主党を見ていると、ややもすれば独裁やテロ礼賛に走りがちな日本の左翼を暴走から食い止めていたのは、日本国憲法への盲目的な信仰だったのだなよく理解できました。民主党の憲法無視の暴挙の数々を見ていてつくづく思った、社会党の方がよっぽどマシだったと。
飯屋やタクシーで福島県の人が差別されているという報道がありますが、ガセネタなのではないかと思っています。
定食屋の店員や、タクシーの運ちゃんがいちいち「あなたは何県から来たのですか?」と質問するでしょうか。さらに福島県の人が「私は福島から来たんですよ」て答えますかね、この状況で。
子供がいじめられたという通報は匿名だったそうです。
いかにもマスコミが飛びつきそうなガセネタを流して、社会が混乱するのを見て楽しんでいるやつがいるのではないかと私は思っています。
三月十二日
エコタウンなんてまだそのような幻想に頼って・・・そもそもエコタウンに住む人は何で食っていくのだろうか。満州に棄民されて命からがら帰ってきた祖国でまた国策で住む場所を失った三里塚を思い出してしまった。
別にすごい近未来都市に住む必要なんてなくて、被災者は震災前と同じように普通に働いて社会に貢献しながら生きていきたいだけなんだと思う。被災者の生活を学者の玩具にしないで欲しい。
もちろん住む場所を高台に移すことは必要だし、これを機にいろいろな設備を更新するのは大いにやればいいと思う。電力の節約が至上命題なんだから、コストが高く付いても、消費電力を減らせる高度な照明とか機械を導入するというのはどんどんやるべきだと思う。
原発の被害地だって、もしも十兆円対策費を上乗せすれば土の総入れ替えをしてまた人が住める場所に戻るというのなら国民は賛成するんじゃないかと思う。
住民の生活は被災前と同じ、でもそれを支える社会基盤は超近代化。この方向が目指すべき復興の姿ではなかろうか。
震災の日本経済への影響について、市場関係者らの間では「立ち直りにかなり時間がかかる」(大手証券)との厳しい見方が強まりつつある。
市場関係者らの震災当初の想定では、4~6月期は生産の停滞などでマイナス成長に陥るものの、復興需要が悪影響を徐々に相殺。7~9月期以降は徐々に景気回復基調を取り戻していくとの見方が多かった。
だが、阪神大震災をはるかに上回る被害や原発事故の影響で、復旧作業が遅れている上、部品工場などの被災で、自動車や電機などの基幹産業の多くでフル生産再開のメドが立たない状態が続いている。さらに原発事故に伴う電力不足が夏場以降も日本経済の重荷となるとの見方が拡大。製造業の景況感を示す購買担当者指数は、2月の52.9から3月には46.4と過去最大の落ち込みを記録するなど企業のマインドが急激に冷え込んでいる。
また、街角の景気実感を示す景気ウオッチャー調査も3月の現状判断指数が前月比20.7ポイント減と過去最大の下落幅となるなど個人の景況感も大きく悪化している。大手旅行会社の大型連休の予約件数は前年比で軒並み2~3割減と、自粛ムードが消費を低迷させるリスクが強まっている。
日本総合研究所の山田久主席研究員は「生産活動の停滞や復興の遅れは想定以上で、7~9月期までマイナス成長が続く可能性がある」として、政府に早期の復興ビジョン策定を求めている。【坂井隆之】
毎日新聞 2011年4月11日 21時04分
三月八日
菅総理が官僚を信用しないあまりに会議を濫立させて、どこに指揮系統があるのかもわからなくなっているそうな。大事なのは日本の復興なのだから官僚でも何でも使えばいいと思うんだけれど。
民主党はこのような目的と手段が転倒した行動が少なくない。小沢は法の網をかいくぐって蓄財をすることに命をかけているが、じゃあその集めた金で何をするかが見えてこない。鳩山はひたすら相手に気に入られようとするだけで、じゃあそうやって作った評判を何に使うかを考えていない。二大政党制で何をやるのか、政権交代で何をやるのか見えてこない。
手段が目的になっている。目的がはっきりしないで制度の手直し組織の再編成みたいなことばかり提案しているので結局何も進まない。まるで民主党が嫌う戯画的な官僚組織そのものではないか(笑)民主党が官僚を嫌うのは同族嫌悪なんだろうか?
菅総理が会議を濫立させるのもそうなんだろう、自分で何をするか決められないから人に指示してもらおうという魂胆で自主性がない。
そもそも政府が何をするかは民主党の中で考えて提案してもらえばいいじゃん。実は菅総理は民主党を信用していないのでしょう。だから会議に学者とか文化人を呼んで政策を作ってもらいたがるのでしょう。
自分で何をしたらよいのかわからない、与党も信用できない、というのなら普通は潔く去るものなんですが・・・ああ、総理大臣だけは辞めたくないのですね。それこそポストにかじりつく戯画的な官僚組織そのものだよなあ。
四千万円も年棒をもらって何もしていない民主党議員も同じじゃ。そりゃ何もしなければ汚職も失政も起きないでしょうが、そういうのを世間では月給泥棒と言います。サラリーマン議員とか言っていた人がいましたが、サラリーマンだってもっとまじめに働きます。心外です。謝罪と賠償を要求するニダ。
民主党には日本をよくするつもりも弱体化させるつもりも売国をするつもりも何もなくて、ただひたすらに無能なだけなんじゃないかという思いが日々強くなっています。守りたいのは四千万円の給料だけ。自民党のぼんくらそうな議員だってもうちょっと目的意識があったと思う。
三月八日
今回の花見自粛騒動の結果として、健全で豊かな消費活動が、結果として産業を振興させ、税収を増やし、弱者への支援となることをみなに気づかせたことは大いなる前進であると思います。
これまでは消費=悪みたいな言説がまかり通っていましたからね。
普通の人が、給料をたくさんもらい、家族で楽しく豊かに暮らすことが結局、日本全体を豊かにするのです。我慢をしたって誰も得をすることはないのです。
これがもっと進んで、みんなで豊かになるためには給与の水準を上げなければならない(海外に対する競争力なんてくそ食らえ!)という方向に、ならないかなあ・・・
最近は、かつて左翼の活動家だったような人まで、テレビや新聞で「給与を下げて国際競争力をつけよう」という趣旨のことを言っている、奇妙奇天烈極まりなし。
日本ぐらいの経済規模があれば、国際競争力なんか無視し、国内でひたすら給与の水準を高くしてもやっていけそうな気がするんですが。目指せ一人あたりGDP10万ドルですよ。米国やEUなんか蹴落とせ。
三月七日
今日からテレビ東京系で始まったアニメの「ジュエルペット・サンシャイン」と「プリティーリズム・オーロラドリーム」は久々に期待が持てそうです。
可愛い絵と超ハイテンションでお馬鹿な超展開がたまらん!
大きな余震から一晩明けてニュースを見たら、原子力関係の人がえらくしょんぼりとした顔で解説をしていた。福島第一、第二以外でも今回の余震で電源が止まったり異常が発生したらしい。
さらに、津波よりも前に地震の震動で福島第一が破壊されていたこともわかったそうな。地震だけなら大丈夫という前提が崩れたといえる。
金属疲労というのがあるから、建設当初は大丈夫でも、数十年経過する間に地震でも壊れるくらいに、原発が脆弱になってしまうことは十分にあり得ることなのではないかと思う。それと今回余震活動が活発で東北地方は十分ごとくらいに震度1以上の地震が起きているし、微弱な振動ならば間断なく続いている状態なので、こういった小さな振動が長期間継続する場合に予期せぬ不具合が起きることも当然あり得るだろう。
マグニチュード8以上の地震が発生する可能性がある場所ではもう原子力発電は諦めるべきなんじゃないだろうかと思った。
三月六日
今回の地震では船は比較的小さな釣り船でも、無事だったわけだから(町を壊す原因にもなってしまったけれど)、高台や鉄筋コンクリートに逃げられなかった人とか、最後まで避難を呼びかけざるを得ない警察官が逃げ込むための「津波避難船」を設置するなんてどうでしょうか?
生身でいるよりは安全ではないかと思います。
三月四日
震災復興へ財政支出3兆円超 政府、1次補正原案判明(共同通信)
「11年度の基礎年金国庫負担割合の2分の1維持に向け確保した2兆5千億円の「埋蔵金」を財源に充てる。」
国民年金国庫負担金に震災復興財源を求めるのは筋が悪いのではないかと思います。
COMITIA 96 に参加します
2011年5月5日(木) 11:00~16:00
有明:東京ビッグサイト東1・2ホール ぬ04a
サークル「桜小径(さくらこみち)」
三月三日【清明】【ひな祭り】
日銀が資金供給を100兆円超して、お金が10数兆円増えたって、新聞の記事で言っていてなんのことかよくわからなかったのですが、金にならなきゃ物になっていると言うことだから、その分企業が物を買って、余ったお金が十数兆円と言うことか。
おむつや新聞紙でも水漏れが止められなかったそうだが、
放射能漏れにはやっぱご飯だろ(冗談じゃなくて結構マジだったりする)
水流があるからご飯じゃ駄目かなあ、いやいけるような気が。あるいはクスクスをぶち込むとか。
あと一つ、水に浮いて、でも水をせき止められて、繊維があるから強い物があります。
それは肉です。
牛のすじ肉をピットにぶち込んだらどうでしょうか。
新報道2001で自民党の支持率は17%から25%に跳ね上がりましたね。大連立を蹴ったからでしょう。痩せ我慢を国民は評価しているみたいですね。
自民党は首班を譲るという提案以外は蹴って、閣外協力にとどめるべきでしょうね。民主党よりも先に具体的な復興プランを出して、復興政策を主導している印象を国民に見せるべきでしょう。大臣よりも先に自民党の方に記者が取材に行くようになれば、実質的に民主党政権は崩壊したも同じ事です。
建武の新政の崩壊過程と同じです。足利尊氏は新政権の末席に連なることを潔しとはしませんでした。民衆は後醍醐院の朝廷を認めず、尊氏の幕府の方に集まりました。これにならい、自民党は機能停止している民主党政権なんぞ相手にせずに、影の内閣を組織し、民主党よりも先に被害実態を発表し、それへの対策を発表し、復興政策を発表し、国会を主導し、自治体に行政に指令を出すのです。
しかし支持率25%とはすごいな。統一地方選で地方の民主党は壊滅しそうですね。地方議会で壊滅して国政をやっていけるのかしら。毛沢東じゃないですが、自民党は地方から都市を包囲する戦術をこれからも続けていくべきじゃないでしょうか。
でもマニュフェストなんか見直しても雀の涙で復興に必要な金なんか出てこないんだけれど、なんか最近の日本人は金銭感覚がおかしいよな。
三月朔日
震災以来あまりにも状況の変化が激しかったため気がつかなかったのですが、今回政府はなぜ株式の空売りを禁止しなかったのでしょうか?
こういったときに株式の空売りを禁止するのは常道です。リーマンショックの際には麻生政権は株式の空売りを禁止しました。
政府関係者に震災の不幸を食い物にして、空売りで財産を作った人はいないのでしょうか?調査が待たれます。
銘酒一ノ蔵を買ってきました。
宮城県大崎市のお酒です。
http://www.ichinokura.co.jp/
寄付もいいけれど、被災地の産品を買って、被災地の産業を振興させる方がもっと復興に役立つと思います。
これによると浦霞も大丈夫らしいです。
http://www.urakasumi.com/tayori/
本工場が無事ですので、酒を造り続けることは可能です。ただし、一部の工場は津波をかぶったらしいので、生産量は減るかもしれません。
民主・岡田氏、国債の日銀引き受けは「反対」と明言(毎日新聞)
2011.4.2 20:56
民主党の岡田克也幹事長は2日、東日本大震災の復旧・復興対策事業費の財源として、党内で「震災国債」を日銀に直接引き受けさせる案が浮上していることについて「国債の増発は免れないが、反対だ」と述べ、否定的な見解を示した。視察先の茨城県鉾田市内で記者団に語った。
岡田氏は「日銀に引き受けさせることは、財政規律を失わせることになる。そういう議論をすること自体が、日本の国債に対する不信感を高めることになりかねない」と強調。「党として正式に議論したことはない」と述べた。
平成23年2月の日本の失業率は4.6%ですから、日本としては比較的高い方です。だから労働力は余っています。
復興に国力を振り向けて生産力が足りなくなったら、その時は人を雇えばいいだけです。だから供給力については心配をする必要はありません。供給力が足りなければ消費を自粛しなければなりませんが、現在はそれは当たりません。
電力は夏までは不足しません。
震災によって機械工業は生産が停滞しています。生産機器とか、自動車とか、家電とかです。部品供給網が全国に張り巡らされて日本全体が一体化しているからです。あれだけ広域で壊滅状態になると、日本全体の生産がストップしてしまいます。
それに対して、日用品を生産する部門はダメージが小さいです。食品工業は全国に分散していますし、衣類は輸入がほとんどです。家具や食器なんかも分散しています。それ以外のサービスも、基本的にその場その場で完結する物がほとんどなのでちゃんと動いています。
工業が停止している今は一般市民の消費を増やすことで経済を活性化するべきです。回り回ってこれが東北を助けることにつながります。
自粛ムードなんて百害あって一利なしです。
かといって、震災のショックで心理が萎縮していますし、将来の不安がありますので、なかなか不要不急の消費を拡大することは難しいでしょう。こういうときこそ、小渕政権や麻生政権がやったような地域振興券や定額給付金のようなお金のばらまきをやるべきなのです。
どうせ被災しなかった我々に被災者の真の苦しみなどわかるわけがないのです。わかるわけがないのに、つまらん苦しみごっこをして、分かち合えた気になるなんて偽善の最たる物です。むしろ積極的に消費をして楽しんで経済を振興させるべきです。
東北だって内陸部は大丈夫です。東北の食品を食べ、酒を飲み、服を着て、家具を買いましょう。関東以西の景気を活性化させて、被災者を高額の給与で雇いましょう。景気を活性化させて被災者の生活費ぐらい面倒見ましょう。
東北の酒を飲みながら桜を愛でて日本を元気づけましょう。
二月二十九日
復興事業の成否は一にも二にも金額にかかっています。
一年で10兆円、5年で50兆円、これは譲れませんね。
まとまった金額さえ確保できれば、あとは官僚と自治体が使い途を考えてくれるでしょう。国会議員の仕事はとにかく金額を確保すること。
事業規模を拡大してくれるのなら総理大臣は誰だっていいです。政党の組み合わせもなんだっていいです。菅総理でもいいし、麻生総理でもいいし、谷垣総理だっていいし、それどころか小沢総理だってかまいやしません。
私は一番高い金額を出してくれた人を応援します。といっても人はこれまで主張してきたことから逃れられませんので、麻生さんと亀井さんにしかこの局面は打開できないと私個人は思っていますけれどね。
今回よくわかりました。国会議員の仕事というのは国が使うお金の総額を決めることに尽きるのです。中身なんて関係ない。どういう金額を主張しているかにですべては制約されるのです。金額が決まれば入り口も縛られるし、結局は出口も縛られるのです。
菅総理がまた閣僚枠で自民党を釣ろうとしてうまくいっていないようです。これまで民主党の党首になった人全員に共通することなのですが、民主党というのはなぜか、相手の身になって手順を踏んで物事を進めるということができません。
利害関係を詰めていって合意に達するという大人の人間関係を作れない人ばかりです。ポストとか金とか票とかそういったことにばかりこだわり、どういった政策を実現するのか、どうやって実現するのかという手順がありません。
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