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2011年4月23日 (土)

絵の良さって何?

三月二十一日

 最近は漫画でもアニメでもリアルな絵全盛で、映画とゲームには3Dなんてものまで出てきたのだけれど、現実に近くなれば進歩したことになるのかというと、それは違うだろうと思っています。

 人間は目からかなり情報を仕入れています。視覚の処理に脳のかなりの容量を使用しているとも言われています。危険か、安全か、食べられる物か、食べられないか、いろいろなことを判断します。

 それだけ、目に入る情報が多いと頭が疲れます。緊張します。リアルであればあるほど人間は緊張してしまいます。

 人間が心地よい、安心できる「画像」というのは、必ずしも現実をそのまま再現した画像ではなかろうというのが私の考えです。

 画像産業も大規模化が進んで、大勢の人間の共同作業で作るようになってきました。そうすると、絵を思いっきりデフォルメするかリアルにするかのどちらかにしないと、大勢の人間が描く絵柄を統一することは難しくなります。

 でも私は、20年前までの、個人の技量と規格化された画像のぎりぎりのところでやっていた頃の漫画・アニメ産業のあの絵柄が好きです。あれは人の心を緊張させない、それでいて感情移入もできる、一つの到達点であったと私は思っています

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