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2011年4月 1日 (金)

また悪い病気が出ている

 菅総理がまた閣僚枠で自民党を釣ろうとしてうまくいっていないようです。これまで民主党の党首になった人全員に共通することなのですが、民主党というのはなぜか、相手の身になって手順を踏んで物事を進めるということができません。

 利害関係を詰めていって合意に達するという大人の人間関係を作れない人ばかりです。ポストとか金とか票とかそういったことにばかりこだわり、どういった政策を実現するのか、どうやって実現するのかという手順がありません。

 大連立というのは企業でいえば合併みたいな物でしょう。だとすれば、お互い何をしたいのか、どのように意志決定をするのか、お互いの権限はどれくらいなのか、そういった細部を詰めないと先に進まないのは当たり前のことです。仕事というのは利害関係の調整の積み重ねです。あとあと問題が起こらないように手順を踏んで、同意したという担保を取ることの積み重ねです。

 とにかく仲間に入れ、何をするかは後から考えようなんていうのは大人の仕事ではありません。こういう危急存亡の折だからこそ、地道な利害調整が不可欠なのです。とりあえず原発の上空まで様子を見に行って事態を悪化させたのは誰だったのでしょうか?60にもなってそんな行き当たりばったりでどうするのでしょう。しかも仮にも総理大臣がです。

 目の前にきちんとした選択肢があって、選択したあとにどのように物事が進むかわかった上で、どちらかを選択するかで思い切るのが冒険という物です。選択肢も何もない状態で闇雲に前に進むのは冒険ではありません。ただの無謀です。

 もしも菅総理と民主党が、野党に、日本国民にその自分なりの選択肢の提示ができないというのならばそもそも政権についている権利はないのです。

 選択肢は野党が提示しろ、それがいいか悪いかだけは与党の俺たちが判断してやるというのは、議会制民主主義の政治家の態度ではありません。これは絶対君主の態度です。絶対君主ならば、玉座に座って、家臣が何かを提案してくるのを待っているだけでもいいかもしれませんが、議会制民主主義の場合は、支配者が自分の責任で政策を考え出す必要があるのです。政策を考え出すことができない政治家は去らなければならないのです。

 菅総理が大連立にこだわるのは、おそらく今日発表した復興対策が自民党から教えてもらった物だからでしょう。三日くらい前に自民党の幹事長が仙石副官房長官に復興に関する要望を提出していましたが、これがあんちょこになっているのでしょう。

 民主党は自民党が出した政策に乗っかってしまった以上、自民党から細部を教えてもらえない限り動けない状態になってしまったわけです。いわば毒饅頭というやつですね(復興政策自体は悪い物じゃありませんよ)。

 今後民主党は自民党の顔色をうかがいながら復興政策をまとめるしかないわけです。自民党としてはそれに対して首を縦に振ったり横に振ったりするだけでいいわけです。自民党は閣僚は出さない方がいいでしょうね。

 ともかく菅総理がやろうとしていることは虫が良すぎます。

 民主党の人たちは大人の仕事をしたことがないのでしょうか。

 日本の政治がうまくいかないのは、別に制度のせいでも文化のせいでも何でもなく、ただ単に社会人としての常識がない人が政治家になっているだけなんじゃないかと思う今日この頃です。まあ政治家の中にもまともな人はいるので、常識がない人ばかりなぜか政党の上のポストに就きやすい環境となっていると言い換えた方がいいかもしれません。それは人格異常者ばかり、能力がある人と勘違いして持ち上げ続けてきたメディアの責任でもあるでしょう。

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