金文を調べてきました
立川の東京都立図書館多摩分館へ行き、「近出殷周金文集成」の第1〜5巻をコピーしてきました。これは1960年代から90年代にかけて出土した金文資料を集めた資料集です。
歴史系の掲示板で、古代中国の山東半島あたりにいたとされる夷・倭のことを議論する過程で、もっと資料を集めないことには話が始まらないと思い至り、手近なところにないか探したところ、都立図書館にあることが分かりました。
白銀台の中央図書館の蔵書でしたので、立川まで取り寄せてもらいました。都立図書館はそういうことが可能です。なかなかサービスがよいのです。
ざっと見た感想ですが、金文史料というのはかなり面白いです。整理された歴史書にはない生の面白さがあります。さすがは一次史料です。
古代の日本と中国の関係を調べるには、歴史書よりもこういった金文や甲骨文を当たるべきではないかと強く思いました。
現在読み込んでいます。色々と面白いことが分かりそうです。しかし、こうなってくると95年以降の金文も読んでみたいなあ。あるいはこのシリーズに入っていない過去の出土品にも興味がわきます。
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