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2011年5月13日 (金)

日本神話の星座的解釈(四)

四月十一日

 天照大神と須佐之男命に関わる星座がもう一つあります。馭者座(ぎょしゃざ)です。馭者座は明るい大きな五角形と小さな二等辺三角形でできています。五角形(二等辺三角形の頂点を加えて六角形とすることもあります)が車輪のように見えるため、西洋では馭者(戦車のドライバー)になり、支那では五車(車輪、戦車)を表すようになりました。

 お詫びにやってきた須佐之男命を攻め込んできたと勘違いした天照大神が完全武装して迎えたため、反逆の気持ちがないことを示そうと須佐之男命は天の安河の誓約(うけひ)をします。

 天照大神は三柱の女神を生み出します。これが馭者座の三角形です。女神は航海の神様である宗像の神様になりました。

 須佐之男命は五柱の男神を生みます。これは様々な古代豪族の祖先神となります。その中には邇邇芸命の父親である天之忍穂耳命も含まれています。どれも農産や養蚕などの陸の神様です。

 天照大神が海部と繋がりが深いことと須佐之男命が農業や産業と繋がりが深いことを表す神話です。

 馭者座の神話が風雨の神様である須佐之男命と結びついているのは、馭者座が天高く上る頃は真冬なので、冬の季節風を表しているのでしょう。ちなみに馭者座も薄いですが天の川の中にありますので、天の安河(天の川)の誓約にぴったりの星座です。

 おそらく馭者座のα星カペラ(一等星です)が天之忍穂耳命なのでしょう。いよいよ天孫神話と星座との繋がりです。

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