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2011年6月 3日 (金)

子供のおつかい

五月二日

 菅・鳩山合意文書を読みましたが、あれほどひどい文書を見たことがありません。何をもって成果とするのか定義がありません。その結果お互い何をしなければならないのかがありません。時期が記入されていません。

 一番ひどいのは、震災復興のめどがついたらという書き方になっている点。これでは菅総理は、復興が遅れれば遅れるほど総理の座に居座ることができるようになり、仕事を真面目にやらない方が良いというインセンティブが働きます。

 失敗するほど得をする約束など、責任ある大人がするものではありません。しかもそれが現総理と前総理の間でなされた合意だというのですから、これは日本の恥を満天下にさらしたことになります。さらに300人いる与党の国会議員が、この文章の不備に全く気がつかず、それに無批判に飛びついたとは、民主党の議員は子供以下です。

 物事を真面目に考えていない、政局ですらまともにこなすことができない。民主党の議員を社会人と見なすことはできません。この人たちは即刻議員バッチを返上するべきです。

 大人としての基本的訓練が全くできていない人間が国会議員の過半数を占めるとは驚くべき事です。選んだ国民も悪いのですが、いくら何でもそこまでひどい人間を、天下の公党が候補者としてずらっと並べるとはさすがに誰も思わないでしょう。責任の第一義は一般水準以下の人間を候補者として並べた民主党にあります。日本人が幾多の犠牲を払って築き上げた議院内閣制を愚弄した報いを彼らは受けなければなりません。

 不信任案が可決されるか、菅総理が居座るかどうかよりも、あのようなひどい文書を現総理と前総理が交わし、300人からなる与党議員が飛びついたという事実が問題です。このような一般水準以下の人間に国の命運を握らせることはできません。

 しかも舌の根も乾かぬうちにその場しのぎの嘘だったと現総理が公言してはばからないのもひどい。文書に書いていないなら何をしても良いなんてごろつきの言い草です。総理大臣はこのような詐欺的手法を弄してはならないのです。人間はそういうことはしないという前提で日本の社会は成り立っています。総理大臣が二人もしてその大前提を崩すようでは、日本は社会として成り立ちません。

 本来一番尊重するべき身内に対して、このような詐欺的手法をもてあそぶ人間を、誰が信用するでしょうか。今後菅総理と約束をした人間は、鳩山前総理のように舌を出される可能性があると言うことになります。誰がそんな人間のために働くか、誰がそんな国と約束をするでしょうか?これはあまりにもひどい話です。これでは国が溶けてなくなります。

 民主党はこの世から消えるべきです。実際、次の選挙で民主党は消えるでしょう。これは不信任案が可決されるよりもひどい結果を民主党にもたらすでしょう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 契約行為というものを全く理解していない。このような人達に法律というものを政治主導の名の下で、創られると思うと恐ろしすぎます。
 管政権が、議院内閣制を放棄し大統領制の模倣をしていることに起因しているからでた「不信任」という部分をメディア側は取り上げませんね。知識階級はそれほど大統領制=強力なリーダーシップ=政治主導という幻想を求めているんでしょうね。
 正直なところ被災地・被災者を持ち出すのはやめていただきたいんです。政治の道具扱いしているメディアや学者の方達には猛省してもらいたいんですよ。だって管政権が復興を長引かせることで利益を受けるのはこのような人達で、被災地は希望と未来を奪われて、脱力した人たちだけが残り、気付いたら人のいない町や集落だらけになってしまいます。
 瓦礫撤去の工程目標が無く、再建時期のスタートラインや土地の再利用すら定まらない状態で、日々廃業する中小零細企業と自営業者の方達が増えています。雇用も元に戻らず、コミュニティも崩壊することを促進している方達が、コミュニティズムを説いているのは冗談すぎます。
 以前べっちゃんさんが唱えた一時的に全員公務員的にするような非常時の運用「キャッシュ・フォー・ワーク」が一部では取られてますが、県・市町村の決断は期待できませんね。この状態で地方主権が如何に幻想でしかないというのを身を以て味わっています。
 宮城県知事の主張は、みんなの党の提言(野村総研・大学教授等の外部の有識者だけの意見)というのも、凄すぎます。地元の意見など必要ない。黙って従え。というのに開いた口がふさがりません。

原口さんがいっていたけど、
小沢鳩山さんのやろうとした野党の不信任案に同調する行為は、どちらかといえば邪道だと思います。

やってはいけない行為にによって取り交わされた合意など守る必要はないのかもしれません。
ゆすりによって取り交わされた合意ですので。
悪いのは、やってはいけない下劣な恐喝をやった鳩山元総理だと思います。この人は本当に民主党総理だったのか?と疑いたくなります。

過去、宮沢喜一故総理は、加藤鉱一のやろうとした野党の不信任案に同調する行為には、乗りませんでした。

だけど、菅さんも、本隊の数がない、金がない、人が総理をやると党・人心を纏める事が出来ない、という事がわかったと思います。政治と金は結びつきます。それを否定する菅さんは間違っています。

国民との約束を果たす事が可能な勢力に至る子分の数こそ正義であり、それを養う金の力こそ正義なのだと思います。
法案を通せない政治と金を否定する政治家など、糞の役にも立たない。倒閣勢力に振り回されるだけです。

 しかし大統領制こそ、個人の信用が全てなんですからこんなことをしてはいけないのですよね。

 国に対する信頼が溶解した先に待っているのは大統領制ではなくて独裁制でしょう。

 瓦礫撤去の工程表がない・・・民主党は何かにつけて物事を形にすることができない人たちですよね。これは彼らの国を溶かす陰謀と言うよりは、民主党の中にいる人たちがそういった社会的訓練を受けていないことに起因するでしょう。

 要はとことん無能なのです。

 確信犯的に国を溶解させて、その後で好き勝手に国を作ろうとした中国共産党やロシアのボリシェビキの方がまだ社会人としてはまともですよ。仕事はできますから。

 ポピュリスト知事が独裁制を容認するかのようなことを言っており、おそらく読売新聞とか経済界の方面から独裁者擁立を目指すような動きが出てくるでしょうが、ここは日本ですのでそういう方向には進まないでしょう。

 おそらく大政奉還、終戦の詔勅的な無政府状態と、ボトムアップ的な政体の再構築という方向に進むだろうと私は思います。

そろそろ内外のメディアも「先進国全体の政治がおかしい、経済がおかしい」ということを憂慮する論調が増えてきました。

今先進国で起きていることは、個人個人の居住の自由、職業の自由、財産権などを剥奪し、一番「効率的」とされる、都市や大企業に全てを従属させようという動きなんですよね。

一見非効率であっても人は僻地で魚を釣って暮らす権利があり、間口一間の個人商店で小間物を売って生活する権利があり、たばこを吸ってストレスを解消する権利があり、酒を飲んでほんのちょっと周りに迷惑をかけつつ明日への活力を取り戻す権利があるのです。

これを全て効率の名の下に奪おうとしています。

しかしその効率が社会から活気を奪い、経済を縮小させているのです。

菊池さんおはようございます。

鳩山前総理は、あの約束を交わした時点で他だのゆすり屋になってしまったのかもしれませんね。

あのまま不信任案可決に突き進んでいれば憂国の士になれたのでしょうけれど。

数の政治、金権政治を避けようとしている菅総理が、マキャベリズムの塊となって、結果として小泉さんや小沢以上に国民不在の政治に突き進んでいるのは示唆的です。

民主党議員は阿呆ばかりなのでしょうが、その阿呆を説得する作業が結果として国民の意見を聞き、国民本位の政治につながるのでしょう。

阿呆の説得を飛ばしている菅総理は、結果として最悪の独裁者への道を突き進むことになるのでしょうね。

菅総理を見ていると、きっと独裁者というのははじめは国民思いの真面目な人間としてスタートするんだろうなと言うのがよく分かります。

東北、北関東に特別行政府(つまりは幕府)をって話がでてきたりして(^^ゞ

で、いずれは全国が幕府の支配下に。。。。なんてことに。

鳩山氏は2日昼の民主党代議士会直前に首相と面会した内容に関し「復興基本法案の成立と平成23年度第2次補正予算案の編成のめどがたったら(首相の座から)お引き取りいただくということに、首相は『結構だ』と言った」と強調した。

 その上で「不信任案(採決の)直前には辞めると言い、否決されたら辞めないと言う。こんなペテン師まがいのことを首相がやってはいけない」と指摘。「人間としての基本にもとる行為をしようとしているのなら、即刻党の規則の中で首相に辞めていただくように導いていかなければならない」と述べ、両院議員総会を開いて首相に早期退陣を求める考えを示した。


君も人の事いえるのか?
といいたい所ですな。
それと、人間としての基本にもとる行為をしようとしていたのは、足元を見ながらゆすりを行っている君の裏切り行為の方だろう、といいたい。
つーか、言った、言わないの口約束なんぞ、社会では無意味。

>つーか、言った、言わないの口約束なんぞ、社会では無意味。

大将があきらめても周りの家臣団が納得するわけがない。
吉川広家を思い出す……。

結局民主党の評判をさらに落とすだけでしょう。

今の菅政権の政策はもう完全に自民党の言うなりなので、政策については心配していないのですが、保守系左派さんの現地の話を聞く感じでは、復興に実行が伴っていないようです。

これに関しては何とかしてもらわないといけませんが、実行するのは国会ではなくて行政の仕事ですから、菅内閣にしっかりしてもらうしかないのですよね。それか交代してもらうか。

あと、宮城県知事がなんだか怪しい動きをしていますね。要警戒です。

気になるのは、これで年末まで会期延長となると、慣例上向こう半年は内閣不信任案は提出できなくなります。菅内閣は倒れないのです。

そして、この騒動が終わった翌日に税制改革(消費税増税)の答申が出ました。反対をしそうな小沢と鳩山は翼をもがれました。自民党と公明党の主流派はもとより賛成です。

となると、年末まで延長されたこの国会で、福祉国家派の悲願だった税制改革法案が、通る可能性が高くなったと言えます。

税制改革法案は完全なマニュフェスト違反ですので、これを民主党が党の方針とするときにはかなりもめるはずです。このときに小沢派から内閣不信任案を出されていたら、民主党の中間派も賛成しやすかったですし、マスコミも応援した可能性がありますし、自民党もこれまで菅政権を攻撃してきた行きがかり上、増税の政策を捨てて小沢について行かざるを得なかったのです。

これが今回消滅しました。

だから、実は福祉国家派にとっては今回の政局の結果は悪くないのです。

幕府制とまでは言いませんが、国会議員や官僚が天皇に直結する明治以来の制度が、政治の責任逃れを助長している面はやはりあるので、天皇と政府の間に将軍、則ち公選の首相を入れる改革はありだと思います。

でも今の民主党のようになし崩し的にそういう方向へ持って行くのは反対です。

 阪神大震災や中越地震のその後を見ると、1年以上かかると避難した市町村に生活基盤の構築と子供の進学等を理由として定住する傾向があります。スピード感が無い場合、被災地沿岸部と福島原発問題はコミュニティを根絶する結果に終わります。

 今回のスピード感の無さが、「事業仕分け」による基金や特会に保管してあった「危急時のための議決の必要のない資金」を国庫に返納要求したことが主因です。本来は首相の裁量権と大臣の権限で行使し得る国民保護と再建のための資金が機動的に使用不能となったことです。その意味でも「事業仕分け」が注視用零細企業と自営業者を含む労働者の生活再建を困難にしています。

 被災地再建に向けての指針が全く市民に提供されず、高台への移転や国有地化(国による買い取り)、コンサルの自治体の政策決定への関与だけが先行して、希望と未来を見出すことを断念する人達が増えつつあります。かなり多くの人達が絶望して市外へ流失しています。1年後に決まった再建プランでは住む人がいない状態で立派なプランだけが残る。そんな感じです。

政治主導の名の下に行政から裁量を全て奪ってしまった結果ですね。なんでもかんでも最高指導者の意向を伺わなければならないので、何も進まない。瓦礫の撤去や仮設住宅の建設まで、つまらない国会議員同士の思惑に左右されてしまう。

なんだかソ連や中共みたいな国になってしまいましたね。

地方主権と言いつつ地方から金を奪ってしまったので、自治体も動くに動けないのでしょう。

今回の不信任案提出を単なる権力闘争と矮小化するべきではないですね。この政権が継続することによって、被災地は日々弱っているのです。

それにしても自分は内陸部の人間かもしれないけれど、同じ県民が苦しんでいるのに、何も影響力を発揮できない小沢と渡部の怠惰さはいったい何なのでしょう。

往年の力を失っているのはしょうがないと思うのですが、この二人本当に何もしていません。怠惰としか言いようがない。国民のために何も行動が起こせないこの二人は国会議員は辞めるべきでしょう。

でも私は思うのですが、東北の人たちはもっと起こるべきなんですよ。これが東海や関西、中国、四国、九州で発生した災害なら、住民はおそらくあらゆる手段を使って政治家や官僚を脅しにかかりますよ。尻を叩いて彼らを動かします。あまり大きな声では言えないですが、ヤクザだって動かして、政治家に行動させます。実業界だってもっと動くはずです。

東北の人たちの運命への従順さと、地域コミュニティーを信じる余り、政治を軽蔑しすぎている、それは確かに高潔なのですが、東北人のその高潔な精神が、政治と行政の怠惰を招いているのは否めないです。

政治って大事なんですよ。いい加減な政治家を選んでいると、時には自分の財産を奪う凶器にだってなる。

大阪の長期低迷だって「政治家なんて誰だって同じさ」「大阪は民都だ」とうそぶいて、面白半分で適当な政治家を選び続けてきた結果だと私は思っています。

強い実行力を伴う政治家を選んできた九州北部・瀬戸内・北陸は、衰退しつつあると行ってもそれなりに生活水準を保っています。産業も残っています。

それに対して北海道や東北、山陰なんかは誠実一辺倒か、政党を渡り歩く詐欺師的政治家が多い気がします。住民がお人好しすぎるのだと思うのです。これらの政治家は実行力が伴わず、影響力も低いので、長期的には地域の停滞を招きます。

政治家が「あの振興計画はどうなったんだ」と国会で質問したり、官庁に顔を出して監視すると言った地道な行動が意外と地域の振興に長期的には効いてくるのではないでしょうか?

またこれらの地域住民も、政治を信じるのは立派なことなのですが、だめもとでも請願をしまくる、顔だけでも出してちゃんとやっているどうか監視する、行政訴訟をかけて揺さぶる、という嫌らしい地道な政府の監督をもっとやるべきだと思うのです。

菅政権の政策は既に自民党や官僚の言うなりなのですが、言うなりに政策を作ってくれて実行は伴わない、責任は政治主導と言うことで政権が担ってくれる、という菅政権の姿勢は官僚にとっては願ったりかなったりなので、この政権は意外と長続きをするかもしれません。

菅総理が政権にしがみつくのは、おそらく「日本が大変な状態なのに周りは誰も分かってくれない」という頑なな精神状態に陥っているからだと思います。

周りはバカばっかりで自分だけが本当のことを知っている、というシチュエーションは団塊の世代の好むところです。菅総理は自分から今の状況をそうだと理解したいのでしょうし、官僚もそういう説明の仕方をして菅総理を取り込んでいるのでしょう。

民主党の「政治主導」は行政全体の機能低下を招いていると思います。本当に機能させたいのなら、責任を分担させないと行政機関は動きませんよ。政治主導と言うことで政治家が責任を担ってしまったらそりゃ働きません。成果を出さないと責任を負わせるぞ!(成果を出せば褒美を出すぞ)というのが人間を働かせるときの基本です。

成果が出るまではこの地位に居座り続けられるというあの文書は民主党の駄目さ加減を象徴して余りあります。普通は期限を区切り、その時までに成果を出さないときには責任を負うという形じゃないと契約は成立しないのですよね。

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