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2012年3月 6日 (火)

若者の雇用はどうでも良いのでしょうか

二月十四日

国家公務員採用2割減

 人件費を下げるということはそういうことでしょう。特に公務員は力仕事が少ないので、高齢者を低い給与で雇い直し、新規採用を減らすのが手っ取り早いです。

 しかしこれでは若者の雇用は改善されません。土台経済成長抜きに若者の生活が改善されることはなく、経費削減されても既得権益を持つ中高年が保護されるだけです。

 国がお金を使わなければ困っているところにお金が回るようになるという認識が誤っており、国は困っているところにお金を回すようにしなければなりません。国はお金を使わなければなりません。

 国が無駄遣いをしているのが問題なのではなく、金を欲しい人の所に回さず、なんだかんだで予算も使わせようとしなかったり、別に今更お金が必要なわけでもない恵まれた高齢者に更に追い銭を与えていることの方が問題です。

 お金を使えば、許可した官僚に責任が生じます。90〜00年代にそうやって判を押した官僚が何人も処罰されてしまいました。これに懲りてしまった官僚は自己防衛のために、いかにして金を使わないかという方向で仕事をするようになりました。財政再建運動は官僚側にも動機があります。

 責任を回避し、なおかつ剰余金が特別会計に回すことができます。

 政府はお金を使ってはいけない、という考えにとりつかれている限りここから抜け出すことはできません。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 べっちゃんさん、こんばんは。

復興庁に企業誘致専門家、経済3団体から出向へ http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120312-OYT1T01207.htm
公務員7割採用減「しっかり守って」岡田副総理
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120313-OYT1T00427.htm

 若年者の雇用を改善する気は当初から無いのです。
 むしろより選別を強化するというのが本音です。
 学匪批判の記事のほうに書こうか迷いましたけど、結果としては、公務員という職を削減し、政策決定権を手に入れることに成功しさえすれば、自分達より劣るものの生存などどうでも良いのです。身分保障された方達が、非常勤国家公務員となる道を拡大させることで、経済団体、連合、政党職員、シンクタンク、コンサルタント、院生、非常勤講師等々が実務を仕切れれば効率的な支出ができると考えているのでしょう。

おためごかしというんでしょうか。

いや財源がないから、効率化だからとかいろいろいいつつ、自分の利益ばかり計ろうとするやり口が最近眼に余りますね。いろいろな場所で。

数十年後の話で、なおかつもらえないはずはない年金で若者を煽っているのは、こういった木化の世代間格差是正対策を怠っていることから眼をそらしたいからではないのでしょうか。

あと、院生や博士を増やしすぎた弊害かもしれませんが、学者とかコンサル系の質が落ちていると思います。企業の中で立案をしているような人達の方が現実を見ている分優秀に思えるのです。

新自由主義者達の言う「民間を活用」というのはそういった企業で地道に働く人の知見を利用するというよりは、学者くずれに権力を与えろみたいな話になっていますよね。

学者くずれが太鼓持ちになって企業の経営者をよいしょして政権を簒奪したのが今の政権ですね。

民主党とかマスコミは何かというと民間を連呼しますが、今の政権が民間の知恵とか声を吸い上げているとはとても思えません。

経営者にとって気分が良いことは常に口にしていますが。国民に奉仕する精神を失った経団連や同友会が悪いのです。欧米でもそうですが、階級闘争を煽っているのは富裕層のエゴではないでしょうか。

 民間という定義そのものが、国民を騙すためのものでしかありません。べっちゃんさんの最新のエントリーの「寄合」を否定するからこその「マニフェスト」では無かったかと感じます。
 日本的なものを根絶するためには日本的な調整機能を全て否定する。そんな悪意を感じてしまいます。

そうそう、マニュフェストを一字一句変えることなく実現するのが政治ならば国会で話し合いをする意味がありません。

学者さん達は英国のブレア政権を礼賛していますが、私はブレア政権は英国の美徳を破壊したとんでもない政権だと思っています。

英国の産業を破壊し、貧富の差はひどくなり、教育の程度も下がっています、彼等は英国の何を見ていたのでしょうか?

ブレア政権は、労働党内の極左(ブレアの妻は極左で王政廃止派です)と労働党内に紛れ込んだ新自由主義者が結託し、英国内の社会民主主義的な勢力を破壊しました。

似たような状況が、米国、ドイツ、フランスそして日本でも英国の後を追うように発生しています。

社会民主主義破壊の端緒がブレア政権であるのに、それを礼賛して已まない日本の左翼には絶望してしまいます。

学者と科学者くずれはすぐに欧州を持ち出して、欧州はうまくいっているけれど、日本はこれこれだからうまくいかないという言い方をしますが、これはまちがっており、欧州でもうまくいっていなくてだから日本に持ち込んでもうまくいかないというただそれだけのことなんですね。

欧州が成功している見本だという前提がそもそも間違っているので彼等の言うことはことごとく外れるのです。

欧州は失敗国家の見本だという前提に立てば今の世界の全てがクリアに見えてくるでしょう。

べっちゃんさん、こんばんは。

 大村愛知県知事「消費税はさっさと決着つけるべき」http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120315/stt12031508120001-n1.htm
>石原さん、橋下さんとは「国家観のある自由主義者」という理念も一致している。3大都市圏で政策が微妙に違ってもベクトルは同じ。少なくとも大都市の自立・独立、道州制、首相公選制の3点は完全に一致している。

 日本を統一国家から欧州のような国家に(表面だけは)したいけど、地方がギリシャのようになろうものなら凄く厳しい要求は突きつけられるんでしょうね。

別に民間は道州制など求めているわけではないのにどっからそう言う話が出てくるのか分かりません。

都道府県は議会が弱いですから、立法府を排除したいのでしょうね。EUも議会が弱くて、どういう風に選ばれているかもよく分からない欧州委員とか官僚が強いんですよね。

欧州委員と欧州官僚というのは元貴族が多いと聞いていますが、欧州がおかしくなったのはそう言う世襲で無能な連中に権限を与えたからで、日本の政治の停滞と似通った部分があります。

 欧州の構造は、帝政ローマの元老院としての欧州委員と欧州官僚と都市国家、のちにゲルマン系とガリア系への分断構造と似ている部分が見られますよね。
 日本が紐帯によって強固であることが、諸外国にとっては脅威以外の何物ではない。その圧力を弱めるためには、分裂した状態を意図的に作り上げるために「道州制」を志向するのでしょう。

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