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2012年7月28日 (土)

詩経勝手読み(三一)・・・魚藻

陰暦 六月十日

 魚藻は西周初期の安定した時代に、周王を讃えた歌と素直に解釈してよいと思います。言葉遊びの要素がある愉快な歌です。

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2012年7月25日 (水)

詩経勝手読み(三十)・・・車舝

陰暦 六月七日
 舝とは見慣れない漢字ですが、車の心棒の先にさして輪が抜けることを防ぐくさびです。さて、この詩も古来から難解とされてきました。嫁入りに関する詩であることは明白ですが、めでたいはずの嫁入りを、何か哀しいことであるかのように密やかに祝っている様子が読み取れるからです。

 こういう場合は、なるべく素直に読んでいきましょう。この家は時ならぬ嫁入りをする末娘のために、ささやかなお祝いをするくらいの余裕はあるようです。親族で集まって会食をし、歌を歌い、舞を踊るのですから、それなりの文化人であるようです。

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2012年7月21日 (土)

相対性理論ではどうなるのか興味がある仮想実験

 真空中を光速に近い早さで等速直線運動する中空の筒の、ある部分から直径反対方向へ発せられた光はどのような進み方をするのであろうか?

 その中空の筒の中心部分に静止した観測者を置いた場合、筒が観測者を通り過ぎる間、筒から発せられた光はどのように観測されるのか?

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詩経勝手読み(二九)・・・頍弁

陰暦 六月三日

 頍弁は兄弟の結束の強さを誇ると同時に、面倒な姻族との付き合いを皮肉る詩です。久し振りの兄弟の再会と、あまり有り難くない姻族との宴会が同時に歌われていると言うことは、おそらくこれは結婚式を歌った詩ということになります。

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2012年7月18日 (水)

虫が異様に減少

 今年は身の回り(多摩)で虫を全然見かけない。窓を開けても蚊は入ってこないし、ミドリムシも全然見かけない。

 涼しい日が続いたからかなと納得していたが、暑くなっても出てこない。

 虫が減ったからか、コウモリが減った。去年まで屋上からキーキーというコウモリの鳴き声が聞こえていたのだが(タンクの裏に巣があったらしい)今年は全然聞こえない。

 そのかわりにスズメが戻ってきた。ここ二、三年スズメの数がぐっと減っていたのだけれど、今年はスズメをよく見かける。そのスズメ、空を飛ばずに地面ばかり飛び跳ねている。

 空中の虫が少ないので、草や地面の虫を食べているのかもしれない。これはコウモリにはできない芸当。これがコウモリが減ってスズメが増えた理由の今のところの私の仮説。

 それで虫が減った原因だが、多分放射線で駆除されたのではないかと思う。蚊や羽虫は幼虫時代を水中で過ごすが、水たまりの放射線量は東京でも結構高いので、卵や幼虫の時代にやられたのではないだろうか。普通は水中の方が放射線が低いので水中の生物は放射線に耐性があまりないのだが、今回は逆に水中であることがあだになったのではなかろうか。

 まあ、身の回り半径50mの中だけの観察なので本当は違うかもしれません。

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詩経勝手読み(二八)・・・鴛鴦

陰暦 五月二十九日

 鴛鴦(オシドリ)は中国でも夫婦仲の良い鳥とされていますので、夫婦の仲の良さを讃える歌です。結婚式で歌われたのではないでしょうか。

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2012年7月15日 (日)

大規模な防災工事をしよう

 これからは人口は減るし、都市に集中するし、農業はどっちみち大規模化が進むんだから、野原や山地に住む人は減るだろう。

 そうすれば、心置きなく巨大な堤防や遊水池が作れるので、新信濃川や豊川放水路や石狩川の河道整理なみの巨大治水工事を日本全国で進めればよいのではなかろうか。

 米の増産と結びついていた、北海道や新潟や濃尾平野、それに首都圏では大規模な治水工事が進んだが、それ以外の地域では意外とお粗末な堤防やダムしかできていないところは結構ある。

 九州なんてその最たる物で、旅行して見た限りでは防災インフラは貧弱な印象を受けた。

 震災や度重なる洪水で住居移転には合意が取られやすい状況ができつつある。スケールの大きな国土計画を立ててもいいのではないか。

 財源は今なら国債で大丈夫でしょう。なんなら日銀に買い取ってもらってもいいし。まあ日銀が買わなくても内外の金融機関が先を争って昇華してくれるはずだけれど。

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2012年7月14日 (土)

詩経勝手読み(二八)・・・桑扈

陰暦 五月二十五日

 甘棠の愛という故事成語があります。詩経国風召南におさめられている甘棠という詩から派生した言葉です。甘棠とはリンゴの木のことで、召公は領地を巡り、リンゴの木があるとその木陰で人々の訴えを聞いたという詩です。召公の身分の分け隔てをしない人柄を領民が慕った詩といわれています。

 桑扈も同じく召公の気さくな人柄を追憶する詩です。この詩は従来、桑の木に宿るウグイスを通して、君子を讃えた歌とされてきましたが、桑に集まるのはヤマコ(野生の蚕)ですので、この詩は洛邑の地で盛んであった養蚕と絹織物そして織物業を保護した召公を讃える詩でしょう。

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2012年7月11日 (水)

詩経勝手読み(二七)・・・裳裳者華

陰暦 五月二十二日

 裳裳者華は結婚式の歌です。それも新婦が歌った詩です。覯は思いがけなく出会う、あるいは結婚するという意味の字です。語義通り素直に結婚の詩と考えるべきです。

 華は白樺の木を表しています。白樺の白さで結婚衣装を表していると同時に、これからの二人の人生も表しています。第一聯では葉に露の置く春先の白樺を通して初々しい二人を、第二聯では秋の黄色く染まった葉で円熟した二人の愛を、第三聯では冬の葉が落ちて白い幹だけになった白樺を通して老いた二人の愛を表しています。

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2012年7月10日 (火)

白川静礼賛に警鐘を鳴らす

 中国古典学者白川静の洞察力は素晴らしいと思うのだが、彼の説には間違いも多い。私の見たところ代率は二割弱ぐらい。大当たりと大外れの差が大きい。

 彼の金文や古典の解釈は、40年前の説としては近代的だと思うのだが、いろいろと研究が進んだ現在からすると珍妙と思える解釈も多い。特に私が今研究している詩経については、白川静はほぼ全部間違っている。

 白川静の問題点は、当たりなのか外れなのか区別が付かない点。どれももっともらしく見えてしまう。よっぽど漢文に親しんだ人間でないと彼の間違いには気がつかない。現代の日本人(もしかして世界全部?)で一番漢文を読み込んでいるのではないかと推測される作家の宮城谷昌光先生ですら騙されているんだからどうしようもない。

 白川静の間違いは、金文・甲骨文字・五経を読まないと気がつかない。諸子百家・史記・漢書を読んでいても白川静の間違いには気がつけない。

 白川静の文字学を学校教育に取り入れようという動きがあるが、子供に誤った知識を植え付ける可能性があるので、ちょっと待った方がいいと思う。

 私の易経と詩経の研究によると、現代の漢和辞典はかなりいい線を行っていると思う。敢えて白川静の当たり外れの大きい文字学を学生に教える必要性はないと思う。

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2012年7月 7日 (土)

詩経勝手読み(二六)・・・瞻彼洛矣

陰暦 五月十八日 【小暑】

 この詩は洛水という川の流れに仮託して武人を追憶した詩です。中国には洛水という川は二つあります。陝西省を流れる洛水と河南省を流れる洛水です。西の方の洛水は西周の都成周を流れ、東の方の洛水は東周の都洛邑を流れています。どちらの洛水と見なすかでこの詩の意味は変わってきます。

 従来は成周の洛水と見なすことが多かったのですが、私は小雅の後半は東夷の詩であると推測しているので、洛邑の洛水と見なします。そうすると、この詩に歌われているのは、洛邑を建設したとされている周初の功臣召公奭となります。

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2012年7月 5日 (木)

ヒッグス粒子だそうですが

分からないことが増えるたびにまた一つ素粒子を増やしていくのでは、天動説の周天円とあまり差がないと思う。

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2012年7月 4日 (水)

詩経勝手読み(二五)・・・大田

陰暦 五月十五日

 大田も田の神の讃歌です。そして古代の収税制度や福祉制度と思われる記述もあります。

 これも甫田と同じく、田の神田夋と、その田夋の子孫である支配者(曾孫)と、百姓が登場します。曾孫と百姓が別々に扱われていることは、第四聯で曾孫が百姓から饗応を受けていることからも分かります。曾孫は田夋の代理人のような身分であったことがこの詩から分かります。

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2012年7月 3日 (火)

エレクトロプレートテクトニクス(5)

 プレートの動力源がプレートの落ち込みであるとするともう一つ理解ができないことがあります。ホットプレートによる海底火山の配置が間欠的である問題です。

 ハワイにあるホットプレートは少なくとも過去一億年間大量のマグマを噴出してきたとされています。であるとすると、海底火山は山脈のようにずらずらと連なっていないとおかしいですが、実際はぽつり、ぽつりと、孤立した山が繋がっています。

 これはホットスポットが間欠泉のようにマグマを出したり止めたりしていないと説明が付きません。

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2012年7月 2日 (月)

エレクトロプレートテクトニクス(4)

 電磁力を駆動力としても、やはり地磁気反転が生じるとプレートの運動方向がひっくり返りそうですが、そうでもありません。

 地磁気反転は、地球ダイナモ理論に従えば、地球核の流動の向きが反転する現象です。つまり電子の流れも反転するので、それによって駆動されているマントルの対流の向きも反転します。

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2012年7月 1日 (日)

エレクトロプレートテクトニクス(3)

 もう一つの可能性としてあるのは、核とマントルの摩擦によって生じる電離です。核はマントルよりも高速で回転しています。核とマントルの誘電率はかなり違います。このように誘電率に差がある物質がこすれ合えば、電離が生じるはずです。

 おそらく核に負電荷が溜まり、マントルに正電荷がたまるはずです。これは核に地球ダイナモを生じさせる電流(電子の流れ)が生じ、マントルは正電荷を運ぶことができる半導体であるという事実にうまく合致します。

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エレクトロプレートテクトニクス(2)

 地球ダイナモという学説があります。地磁気を説明する学説で、鉄でできているとされる地球の核が流動することによって電流が生じ、地磁気を生んでいるというもので、コンピュータシミュレーションにより実証されつつあります。

 すなわち、地球の内部では東から西に向けて電流が生じています(電子の流れとしては西から東)。その電流によって生み出された磁力線はマントルを貫いています。

 マントルはケイ素が多いので電流を流さないとされていましたが、最近マントルは超イオン導電体だと言うことがわかってきました。要するに半導体です。マントルは電流を流すことが可能です。

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エレクトロプレートテクトニクス(1)

 プレートテクトニクスという地球物理学の定説となっている学説があります。地殻はパズルのように複数のプレートという(地球規模で言うと)薄い岩石の膜に覆われており、その膜が動くことによって、地震が起きたり、山脈ができたり海溝ができる。数億年のタイムスケールでは大陸の配置を換えてしまうと言う説です。

 このプレートテクトニクスですが、肝心のプレートを動かす動力がよく分かっていません。一番有力な説は、海溝部でプレートが落下しているからというものですが、太平洋プレートの運動は説明できそうですが、インドプレートやアフリカプレートの運動を説明できません。

 重力が原因であるのならば、どのプレートも同じくらいのスピードで動かなければならないはずですが、プレートの動く方向とスピードはバラバラです。

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