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2012年8月 8日 (水)

詩経勝手読み(三四)・・・菀柳

 菀柳はアーチ型をした柳という意味ですが、頭をぺこぺこ下げることの比喩でしょう。私は柳のように腰が低いけれど、その生活に満足している、上を向いてもきりがない、今の生活のままでよいのだという、謙虚のような、諦念のような詩です。

 菀柳は驕り高ぶった周の幽王をそしった歌とも言われていますが、そこまで考える必要はなく、うだつの上がらない男が独立不羈を気取って負け惜しみを言っているだけの詩ではないかと思います。

有菀者柳 アーチ型をした柳

不尚息焉 高くないけれど安らかである
上帝甚蹈 天なる神が堂々と歩む

無自暱焉 まわりと慣れ合わない
俾予靖之 地位が低くても私はそこに安住する

後予極焉 終わりまで人の後ろを付いていこう

有菀者柳 アーチ型をした柳

不尚愒焉 高くないけれど落ち着ける
上帝甚蹈 天なる神が堂々と歩む

無自瘵焉 自分のことで悩まない
俾予靖之 地位が低くても私はそこに安住する

後予邁焉 人の後ろを進んでいくのだ

有鳥高飛 高い空を飛ぶ鳥

亦傅于天 天まで上る
彼人之心 人々の心は

于何其臻 どこへ行こうとしているのか
曷予靖之 どうして慎ましく落ち着かないのだろう

居以凶矜 そして驕り高ぶっているのだろう

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