北海道縦断千キロ(一)
熱帯夜の続く関東を抜け出して北海道を旅してきました。今回の旅の目的はJR北海道制覇。
仕事が忙しかったのと、パソコンが故障したために旅行の準備に取りかかれたのは7月末でした。既に飛行機の空席は少なく、めぼしい宿は満杯、十年前の重いパソコンを操り切符と宿を取るは大変でした。
8月12日(月)に羽田を飛び立ち、稚内空港へ。一時間半の旅です。関東は快晴でしたが、北海道は曇り。着陸する時に、雲から頭を出す利尻富士を見ることができました。空港に降り立つと空気が肌寒く、さすが最北の地です。
稚内に来たのならば日本最北端の宗谷岬に行かなければ、ということで空港バスの終点フェリーターミナルでバスを探すもなく、観光案内所のお姉さんに訪ねると、宗谷岬行きのバスはフェリーターミナルではなく、JR稚内駅前から出るとのこと。しかもあと10分で出発、その次に乗ると帰りは真夜中になってしまう。慌てて駅に走ります。
ギリギリセーフで音威子府行きに飛び乗り、宗谷岬まで海岸沿いを45分の旅。たどり着いた先はごく普通の岩礁でした。一番先っぽに有名な三角形のモニュメントが建ち、「宗谷岬」がエンドレスでかかっています。モニュメントが意外に小さいことに少し驚きます。よく晴れた日にはサハリンが見えることもあるそうです。
お土産屋さんの温度計を見ると摂氏16度!東京は36度を超える猛暑でしたので、実に20度の差があります。もはや半袖では寒いです。上着を持って来なかったことを後悔しました。
その日の宿はホテル喜登(きと)。稚内駅から歩いて20分。稚内駅前が満員だったので渋々取った宿だったのが大当たり。夕食が非常に豪華、大きなホッケの開き、花咲カニの半身、サーモンの刺身、そして珍しかったのがタコのしゃぶしゃぶ。いずもおいしかったです。
さらに良かったのが温泉。稚内温泉は石油が入った珍しい温泉です。確かにお湯からゴムの匂いがします。弱アルカリ性なので肌がつるつるになりました。効能に火傷とあり、半月前にアイロンでやってしまった火傷が旅行中に完治したのも温泉のお蔭かもしれません。
御馳走が堪能でき、珍しい温泉につかることができて、8,600円はお手頃ではないかと思います。宗谷岬のお土産屋さんで買った銘酒男山を飲み、早めに布団に入りました。
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