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2013年9月29日 (日)

公債費抜きの政府支出

平素私は日本は財政出動が足りないと言ってきましたが、実際日本の政府支出はどういう状況なのか見てみました。

政府支出が経済に与える影響を見るためには、公債費を除外した方が良いと思いました。公債費は政府が金融機関に払うだけで、経済には影響を与えないからです。

また国だけは十分ではないので自治体の一般支出も加えました。

重複を防ぐために、自治体の収入からは地方交付金・国庫支出は除いています。

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日本の財政の悪さを表現する言葉として「ワニの口」という言葉が出てきます。1990年以降の歳入と歳出は、ワニの口ののように開く一方だという意味です。

しかし経済に影響を与えない公債費を除いてみると、日本の政府支出は99年以降は減少しています。財政赤字は40兆円近辺でとどまっています。99〜08年までの10年間、日本政府は支出を全く増やさなかったのです。

政府支出はGDPの3分の1を占めます。GDPの3分の1が怠けていたのだからGDPが増えなくて当然です。

また、政府が無駄遣いしているから国の借金が増えるというのも間違いであることが分かります。政府はしっかりと節約をしています。だから景気が良くならなかったのです。

では借金が借金を雪だるま式に生み出している状況なのでしょうか。そうではありません。先のグラフに歳出としての公債費を追加してみましょう。

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200年以降30兆円で止まっています。累積赤字はこの間どんどん増えていたにもかかわらず、利子支払い(厳密に言うと利子支払い=公債費ではないですが)は一定だったのです。

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