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2017年5月24日 (水)

インド史空白の世紀

釈迦族が滅亡し、釈迦族を滅ぼしたコーサラ国も、アカイメネス朝ペルスス(アケメネス朝ペルシャ)とマガダ国に挟撃されて滅びました。その後、インド文明の中心地はペルシャとマガダ国との戦いによって大混乱し、古代インドの記録はほとんど残っていません。
 
古代から続くヴェーダやヒンズー教と言われるものは、千年くらい前にインドがイスラムの侵入を受けたときに、インド人の間で古代に復帰しようとする文化的な運動が発生し、その時に再構成された神話であり、お釈迦さまが生きていた時代にインド人が何を考えていたのか、どういう生活をしていたのか、どういう歴史があったのかははっきりとした記録はありません。
 
古代のインドの記録は、この時の混乱を逃れた周辺部に伝わった仏典にしか残されていないのです。
 
 

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2017年5月20日 (土)

お釈迦さまのお后

お釈迦さまの妃としてはヤショーダラー妃が有名です。また、お釈迦さまにはラーフラという息子がいました。彼は十大弟子の一人に数えられています。一般的な仏教解説書は、ヤショーダラー妃をラーフラの母としていますが、「ジャータカ」はヤショーダラーは登場せず、ラーフラの母だけ出てきます。そして、ラーフラの母の名はビンバデーヴィーであったとしています。そのため、ラーフラの母はヤショーダラーではなかったと考えられます。

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2017年5月17日 (水)

僧侶と在家

前回、仏弟子にふさわしくない行動をした僧侶を在家信者は拒否できることがジャータカには書かれていることを説きました。
 
お釈迦さまはそのすぐ次の説話において、僧侶に対して、在家信者からの布施が十分でないことを、修行が進まない理由としてはならないこと、普段世話になっている在家信者の困難を、僧侶は見過ごしてはならないことを説いています。
 
 

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2017年5月14日 (日)

教団の分裂

昨日は、修正作業をしている間に、間違って最新投稿を過去の書き込みで上書きしてしまいました。すみません。ああ、諸行無常。
 
気を取り直して記憶を頼りに書き直しました。
 
お釈迦さまの死後数十年後に、仏教教団は教えの解釈をめぐって分裂したといわれています。ジャータカには、お釈迦さまの生前にも、教団の僧侶たちが些細な戒の解釈をめぐって仲違いしたことが記録されています。
 
 

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2017年5月10日 (水)

ヴィドーダバ

釈迦族の滅亡第三弾。完結編です。やがて、アーナンダも死んで、コーサラ国は遠慮なく、マガダ国に寝返ったカピラヴァットゥを攻め滅ぼしました。アーナンダは最後に残った純粋な釈迦族の王位継承者たっだからです。アーナンダが死去することにより、コーサラ派がカピラバットゥの王位を継ぐ可能性が亡くなったのが、コーサラ国がカピラヴァットゥを攻め滅ぼした理由でしょう。
 
 

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2017年5月 6日 (土)

アーナンダ2

釈迦族の滅亡を推理するシリーズ第二弾。第一弾では、コーサラ国は仏教の保護者であったことを確認しました。ではなぜお釈迦さまの出身地であるカピラヴァットゥとコーサラ国は対立するに至ったのでしょうか。おそらくマガダ国の意向が影をさしているのでしょう。
 
お釈迦様入滅後数十年間の仏教教団の動きを、ジャータカから推測します。それはアーナンダが教団の主宰者であった時期に重なります。お釈迦さまの侍者ではなく、教団のリーダーとしてのアーナンダはどのような環境の中で、どのようにふるまったのでしょうか。
 
 

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2017年5月 3日 (水)

パセーナディー王

釈迦族の滅亡について、ジャータカから推理をしてみます。
 
釈迦族の都市国家カピラヴァットゥは、コーサラ国の属国でした。その当時のインドには西にコーサラ国、東にマガダ国という二大強国がいて、互いに覇を競い合っていました。カピラヴァットゥはコーサラ国の東端に位置し、マガダ国との戦いの最前線にありました。
 
釈迦族が両国の間で時には優遇され、時には苦労していたことが、経典やジャータカから読み取れます。二大強国に翻弄される釈迦族の姿を見てみましょう。
 
 
 
 

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