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(3) 身の潔白が証明された速須佐之男命は、さらに暴虐のふるまいをした
(4) これに驚いた天の服織女(はとりめ)が絶命した
これには、機織りをする女が登場します。天の岩屋戸に入る前の天照大御神は速須佐之男命の前に無力です。これはおそらく、機織りの女神の神格が天照大御神に付与されたからと考えられます。天照大御神の神格に、なぜ機織りの神が混じっているのかは、非常に難しい問題なのですが、とりあえずこのシリーズでは機織りの祭である七夕が、なぜ夏の夜空と結びつけられたのかを解明してみましょう。
天の岩屋戸神話(2)の誓約は馭者座を表していると考えられます。馭者座は冬の星座で、大きな五角形と細くて小さな三角形の組み合わせが特徴的な星座です。
それでは、8世紀ごろの初冬の夜空と天の岩屋戸神話の対応関係を、図を使ってご説明しましょう。
天の岩屋戸神話を3回に分けて解説します。これもまた、冬至の太陽の復活を表す神話です。
天の岩屋戸神話には、もちろん日蝕の神話としての意味もあるのですが、冬至の頃の明け方の東の空と西の空の星座の配置と動きは、天の岩屋戸神話と非常によく一致します。国生み神話は、世界の成り立ちを南北を軸に説明していました。天の岩屋戸神話は、世界の成り立ちを東西を軸に説明する神話です。
天の岩屋戸神話と言えば、天宇受売命(あめのうずめのみこと)です。踊って天照大御神を岩屋戸から引き出した神様です。
この神様は古事記では、天孫邇邇芸命が天から葦原の中つ国に下る際にも、先導の役を果たしています。邇邇芸命の神話と、天の岩屋戸神話も連携しています。邇邇芸命の天下りと神武東征神話は秋と冬の夜空の神話です。オリオン座を天宇受売命、牡牛座の頭を八咫鏡、昴(すばる)を八百万の神に当てると、天の岩屋戸神話と天孫降臨神話がきれいにつながるのです。
ではまず、天の岩屋戸神話を西空の側から見ていきましょう。
私は古事記にある日本神話は、星空の物語として解読できるのではないかと考えています。このことは、本ブログで数年前に発表したことがあります。これについて、詳しい説明を、古事記の本文も引きながら書こうと思います(新潮版を参照します)。
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