漢字の世界―63 帰(歸)
歸は帰の本字で、呂と箒が合わさった字形をしている。
箒は必ず手元に戻ってくるので、転じて家に帰ってくること。
箒を持つ女性が婦(正妻)であることと縁語になっている。
別に神殿にお供えのお肉を戻すなどというややこしいことを仮定しなくても、箒の使い方から簡単に導き出せる文字である。
学者は「庶民の日常生活から文字のような高尚なものが生まれるはずがない」という偏見を持っているから、却ってわからなくなる。
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