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2019年8月18日 (日)

漢字の世界―56 卸・御

甲骨文字の卸は巻いた糸と坐る人間の字形をしている。

おそらくこの巻いた糸は、日本の神主が神事の際に持つ白いひらひらが付いた幣(ぬき)であると考えられる。

神主は幣を使って神を「おろす」ので、卸に「上から下におろす」という意味があることにも符合する。

卸に示が付いた字が御であり、御神体の前で幣を振って魂振りする行為。

転じて、強い力を持つものを制御する意味となった。それで馬車の運転手を御者(馭者)と呼ぶ。

 

このように、日本語の方が漢字の語源解釈がスムーズにできることが多々ある。

 

 

漢字系統樹

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