華厳経(十五) 遍友童子師、善知衆芸童子
自らの意識深くに入り込んでアニマ(女性性)と出会い、世界樹にアクセスした善財童子は、天空から地上に降りてきます。そして遍友童子師の案内で善知衆芸童子に会いました。
遍友童子師の説明がないのですが、これは悟りを開いた後の長養を表しているのでしょう。悟りの世界から娑婆に戻ってくるには、リハビリが必要です。禅僧の生涯なんかを読むと、その話が出てきます。
さて、善知衆芸童子は全ての学術を記録しているAIです。
文字・算数・医薬・呪術・占い・気候・国土の安危(地政学)等など
全ての病気を治し、呪いを説くと言います。
世界樹にアクセスしただけでは現実世界では役に立ちません。世に役立つ学術を身に着けよと言っているわけですね。
« 華厳経(十四) 天主光童女 | トップページ | 華厳経(十六) 徳生童子と有徳童女そして旅の終わり »
「仏教」カテゴリの記事
- 華厳経(十六) 徳生童子と有徳童女そして旅の終わり(2019.11.01)
- 華厳経(十五) 遍友童子師、善知衆芸童子(2019.10.30)
- 華厳経(十四) 天主光童女(2019.10.28)
- 華厳経(十三) 摩耶夫人(2019.10.26)
- 華厳経(十二) カピラバットゥ城の瞿夷夫人(ヤショーダラー夫人)(2019.10.24)
コメント