華厳経(五) 甚深妙徳離垢光明夜天
この方の説明には正統的な仏教の教理が並んでいます。
大胆に単純化すると、内省を深めることによって、言葉によらない宇宙の真実へと菩薩を導いてくれます。
彼女は仏眼仏母です。
彼女は如来を観察する10ステップを説いています。
- 現前の仏を見る三昧
- 清浄眼で仏の相好を見る(パーツの意味を知る)
- 仏の功徳の大海を分別する(認知する)
- 無量無辺の光明海が法界を遍く照らすのを見る
- 如来が身体より光明海を発して衆生を苦しみより脱するのを見る
- 身体の先に光焔海を見る(脳が認知できない光)
- 念念の中に仏の変化の大海を見て、仏の境界を見極める
- 仏の妙なる音声の海で法輪を転ずるのを聴く
- 一切修多羅仏音を探求して深く如来の海に浸る
- 不思議仏自在力で衆生を救済する
なんとも難解ですが、善財童子の甚深妙徳離垢光明夜天の部分は、禅宗に興味がある人が読めば得るところが多いと思われます。現代人にも理解しやすい概念を使って般若波羅蜜を説いているからです。
※6番の身体の先に光を見るというのは、身体の奥から光が出ている状態なので、外から見た人にとっては体が影に見えます。行者の中には「脳の認識を超える光を人間は闇ととらえる」ととらえている人がいますが、これを表していると考えられます。
如来は過去にあらず、因果の取得を滅するからである
如来は未来にあらず、自分から因果を起こさないからである
如来は現在にあらず、生身がないからである
如来は滅にあらず、言語上の概念ではないからだ
如来は実ではない、幻を現出するからだ
如来は虚妄ではない、世の中を良くしようとするからだ
如来は去りて至るところなし、法輪海を転ずるからだ
如来は壊すべからず、壊れる無きものであるから
初禅を受け、悪業を滅ぼし、寂智力を得て、衆生を摂取し歓喜悦楽せしむ
第二禅に入り、生死を捨離し、涅槃寂滅して、衆生の生性を観ずる
第三禅を修め、一切衆生の煩悩苦を滅する
第四禅を修め一切智菩提心眼を増長する 云々
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