華厳経(十六) 徳生童子と有徳童女そして旅の終わり
46人目から先は解脱者です。
余り説明がないために、どういう人かわからないので飛ばします。
51人目と52人目の徳生童子と有徳童女を最後に取り上げます。
この二人は同時に現れます。
徳生童子と有徳童女は、すべての物質・国土(時空のこと)・心・菩薩(知性体)は幻であると言います。この世は宇宙コンピュータ上のデータであると言いたいのでしょうか?とすると、宇宙データベースである天主光童女は宇宙そのもの?
「この世の全ては幻なんだって」
「物質も、空間も、時間も、実体はないのさ」
「それどころか、人間が物や時間と思っていることと、情報の間には差がないのだよ」
「それらはみな存在しない何かでできているんだよ」
「その何かこそが・・・」
最後に男女の子供が出てきて、宇宙の謎をささやいて善財童子の旅は終わりです。
あとは弥勒菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩に出会って旅の報告と打ち上げです。
さて善財童子の旅はいかがだったでしょうか?
二千年前にこれほど深く宇宙の深淵を覗いた人がいたことは衝撃的ですね。
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