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2020年4月12日 (日)

新型コロナウイルスと「ヒーリングっどプリキュア」

今年も新しいプリキュアが始まって、早三か月目。その間に世情はめまぐるしく変わり、まだ落ち着く兆しはありません。

 

言うまでもなく、新型コロナウイルスです。

 

今更新型コロナウイルスについて、私が付け加えるべきこともないですが、自分のブログへの記録の意味も込めて一通り、自分の私見も混ぜながら新型コロナウイルス事変をレビューしてみます。表題とのつながりは、このブログを見ている人ならわかるでしょう(笑)

 

2019年12月ごろに中華人民共和国の内陸部で治りにくい肺炎が蔓延。どうやらこれが新型の感染症らしいとの噂がネット上で流れ始めたのは、新暦で歳が変わるころであったと記憶しています。後追いで誰かがSNS等を調べた結果によると、新種のウイルスによる肺炎という言葉がネット上に初めて出てきたのは11月の下旬だそうです。

 

2020年の1月には武漢市にて相当な数の患者が出て、医療崩壊が始まりました。そして、春節の大移動によって、この病気がシナのみならず全世界に蔓延するとを危惧する声が専門家から上がります。それに対してWHOは動かず、中華人民共和国は武漢市で移動制限をしただけでした。この頃から日本、韓国、東南アジアでも空港で患者が散見されるようになります。

 

1月末には武漢市は危険な状況となり、中国共産党が都市の封鎖を決定します。しかしそれ以外の場所では予定通り春節の大移動が行われました。これにより、世界各地にウイルスがばらまかれたことが分かっています。特に欧州と米国では、2月後半になって感染が拡大しており、これは里帰りしたシナ人が故郷で新型コロナウイルスに感染したまま出稼ぎ先に戻り、そこで広めた可能性が濃厚です。これに対してもWHOは有効な手立てを取りませんでした。国外の国民の移動を制限しなかった中華人民共和国政府も、ことの重大さを理解していなかったことは明らかです。

 

三月になってからイタリア、スペイン、イラン、米国の西海岸やニューヨーク州などで新型コロナウイルスの患者が急増。病院は患者であふれて医療崩壊が発生しました。特にイタリアは埋葬すらままならないほど悲惨な状況が続いています。報道によると、北イタリアでは接客が必要な業種(飲食、介護、風俗等)で相当にシナ人の出稼ぎに頼るようになっていて、疫病を広めたそうです。さらに狭い場所に集まって聖歌を合唱し、聖体(パン)を司祭が手ずから渡すカトリックの祭儀がクラスターとなったと言われています。

 

イランもまた中共と人の往来が多い国であり、宗教体制のため礼拝に出席することが奨励さていました。南欧にはイランを通したルートでもウイルスが運ばれています。このルートで持ち込まれたウイルスは致死率が高いという未確認の情報もあります。スンニ派の国とイスラエルでは緊急的にモスクでの礼拝をストップしましたが、イランは宗教国家としての威信がかかっていたため、かなり後まで信者は集団礼拝を強要され、パンデミックを後押ししました。

 

早くに患者が発見され、豪華客船の隔離措置ではなぜか世界から総スカンを食らった日本ですが、患者数は3月末になるまでは、まことに緩やかに上昇しました。そもそも検査が奨励されていなかったなどの事情もあるのですが、実際死者の人数が少ないため、日本ではまだ状況は深刻化していません。その理由は清潔好きな国民性、この季節は花粉症の予防のためにマスクをつける人が多い、などが考えられます。また、科学的にはまだ証明されていませんが、BCGが免疫力を高めている、コロナウイルスは東アジアに多いウイルスで、日本人は元々免疫を持っている、などの説も提唱されています。

 

3月下旬には東京オリンピック2020が来年に延期されることが決定しました。そのころから患者数が急速に伸び、4月10日ごろから毎日数百人の新規感染者が報告されるようになっています。3月から始まった移動自粛要請は、全国的な感染拡大を受けて、ついに新型インフルエンザ特措法に基づく緊急事態宣言が発令されるまで事態が進行しました。

 

これに伴い、世界全体に及ぶ広範な消費活動の自粛と、世界的なサプライチェーンの寸断などにより、現在進行中の官製のデフレに対する経済対策の立案が目下策定中です。このブログにとって非常に興味深い内容を含んでいますが、これについてはまた項を改めることにしたいです。

 

さて、表題のプリキュアですが、今年は医療がテーマの「ヒーリングっどプリキュア」です。昔からの女の子のあこがれの職業である看護婦さんではなくて、お医者さんをモチーフにしているところ、女性の社会進出もかなり進んだのだなと思わせてくれます。

 

この作品、新型コロナウイルスがなくても、いろいろと示唆的な設定が盛り込まれています。主人公の花寺のどか、名前自体がお寺ですから、私が主張しているように「プリキュアのテーマは仏教」というのを東映アニメも隠さなくなってきました。彼女は小学校入学くらいから病に侵され、小学校高学年では入院して家に帰れないほどになったのですが、何故か中学1年生になってから快癒し、2年生から普通に学校に通えるようになったという設定です。

 

こういう経過をたどる病気は、白血病や臓器の異常などの病気であり、つまり花寺のどかちゃんは生体臓器移植によって命をつなぎとめた子供なのです。あまりに重すぎるので、作中では出てこないと思いますが、どこかで示唆するようなエピソードは入ると思います。

 

そして敵は感染症を思わせるビョーゲンズという悪の組織です。大地や水や風のエレメント(精霊)を病気にして、その力を奪おうとします。このエレメントという設定は、日本の神道をうまく説明しています。

 

なかなか示唆的な作品でしたが、これが新型コロナウイルスの世界的な蔓延を受けて神懸かったアニメになってしまいました。

 

特に先週の第10話「緊急お手当て!メガビョーゲンズがいっぱい!?」と今週の第11話「力を一つに!ミラクルヒーリング!!」は感染症のパンデミックをモチーフにしたストーリーになりました。

 

もともと第10話あたりに強化技が来るのがプリキュアのセオリーですので、この辺りで感染症を題材にした話が来る事は、所定であったのかもしれません。しかし新型コロナウイルスのパンデミックが国内でも進行していることを受けて、パンデミックとはどいうことか、感染のクラスターとは、トリアージとは、医療崩壊とはをお茶の間に知らせる啓蒙アニメの様相を呈することになったのです。

 

第10話当初、いつも通り一体しかいないと思った敵が、別の場所に同時攻撃を仕掛けてきました。敵幹部も複数なので、当然ありうべき状況ですが、話がややこしくなるので、今までプリキュアでは禁じ手になっていた攻撃です。これによりプリキュアの三人は分散して戦うことになりますが、一人では対処ができません。しかも、時間を追うごとにビョーゲンズが強力になるという設定です。

 

個別に戦うことで疲弊していく三人、まさしく医療崩壊です。そこで、ヒーリングアニマルは、どこかターゲットを決めて三人集まってビョーゲンズを個別撃破するべきと提案します。しかしそれは一時的にせよ目の前の患者を見捨てることになるのです。命の順序付け、トリアージです。キュアグレース(のどか)は目の前のビョーゲンズを見捨てることができずに危険な状態に陥ります。そこに残りの二人が駆けつけて、虹(ガラス)のエレメントさんは浄化することができました。

 

クラスターを監視することが日本の新型インフルエンザ対策の肝ですので、それにも沿った内容です。

 

次に水のエレメントも浄化できたのですが、最後に回された花のエレメントが重篤な状態になってしまいました。プリキュア危うしというところで、合体の新必殺技ができて花のエレメントは浄化できました。これも特効薬の開発をしないとなかなか新しい伝染病を終息させることは難しいことを説明しています。しかし、インフルエンザ薬のアビガンが、新型コロナウイルスにも使える、という治験の症例が数日前に公開されることまで予想していたスタッフは、どこにもいなかったでしょう。

 

悪化した花のエレメントは、ビョーゲンズの種を蒔きました。これは突然変異による新しい感染症の発生を表しているのでしょう。そして、そのビョーゲンズが特定外来生物のカピバラに感染するところで第11話は終わりました。生物が感染症を媒介することを説明するのが第12話です。外来生物の危険性も啓蒙することになるのでしょう。

 

プリキュアとしてはやや異色であった「HUGっと!プリキュア」と「スタートゥインクルプリキュア」と比べて、オーソドックスなつくりである「ヒーリングっどプリキュア」ですが、思いがけず深い社会的な役割を担うことになってしまいました。今年もプリキュアから目が離せません。

 

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