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2021年1月10日 (日)

ヒーリングっとプリキュア~新年早々ラスボスが!?

1)いきなりすぎるラスボスの退場

いきなり敵の本拠地に踏み込んだのには驚きました。

どうにも展開が唐突ですが、不思議と新型コロナウイルスの第3波に伴う緊急事態宣言の再発動に連動することになりました。制作側が感染第3波を予測していたことはあり得ないので、そういう運命を背負った作品なのでしょう。

なんとプリキュアたちはド根性でラスボスを倒してしまいましたが、残りの2ヶ月は幹部と戦うことになるのでしょうか。これもなぜか変異種の登場と符牒を合わせるかのようです。

もはやこの作品は物語としての整合性を超えた何かに突き動かされているのかもしれません。

 

2)今後のコロナウイルスのパンデミックとプリキュアの展開

インフルエンザやコロナウイルスは変異を繰り返していくので、親玉を叩いたと思ったら、すぐに変異種が現れて戦いは果てしないです。ラスボスだったはずのキングビョーゲンがあっさりと倒れて、手下が進化して親玉並みの力を備えるというのは、ウイルスの特徴をよくとらえています。

コロナウイルスは撲滅できません。野生動物にも宿るウイルスですから、できたとしても数百年先になると思います。だから最後は人間と無力化したビョーゲンズが共棲する結末になるのかもしれません。

宿主を絶滅させてしまうほど毒性が強いウイルスは子孫を残せませんから、やがて毒性が弱まったウイルスが優勢となっていきます。でもその過程で、毒性が強い変異種が猛威を振るう展開が来ます。遺伝子の突然変異はランダムに発生しますので、毒性が強い物も弱い物もバラバラに生み出されます。今感染爆発を起こしている変異種は、第1波・第2波と毒性は同じだけれど、感染力は強いウイルスです。だから重症者の割合は変わらないけれど、母数となる感染者が急速に増えているので、医療崩壊の危険が叫ばれています。

あまり考えたくはないですが、この変異種が変異して、感染力と強い毒性を併せ持った更なる変異種というのは、必ず現れます。これがパンデミックの最盛期で、その時期は今年の春先か、もしくは次の冬になります。世界の保健当局がワクチンの開発と接種を急いでいるのは、感染力と強い毒性を併せ持ったウイルスが現れる前に叩こうとしているからですが、それはなかなか難しいと思います。

このようにして最悪なウイルスが現れて、その後にやっと人間と共棲ができるウイルスが現れるでしょう。それがパンデミックの最終段階です。それは2022年の春だろうと思います。のどかの身体から生み出されたダルイゼンは今回はサボっていましたが、これは体の中に潜んで、たまに日和見感染をするという、宿主と共棲するタイプのウイルスの特徴です。東映アニメはプリキュアには力を入れていますので、そこまで研究して展開を考えている可能性もあるでしょう。

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コメント

そうなるとひなたの夢は実は正夢だったという事になりますね。
あと6回、どんな展開が待っているのか、楽しみに待ちたいと思います。

ワクチンをも作品に取り入れるとすると、シンドイーネがその役割を果たすかもしれません。

キングビョーゲンを慕う彼女には、キングビョーゲンを騙し討ちしたグアイワルを倒すためにプリキュアと共闘する動機がありますから。

もう最終決戦が始まってしまいました。今年は町が最終決戦に巻き込まれるのが早いです。

ひなたちゃん良い子なのに脚本は彼女に辛く当たりますな。どうもその当たりの意図が掴めないです。

病気をテーマにしている割には、ストーリーが弱いものに冷淡なのが気にかかります。リアルといえばリアルなんだけど。これは監督とストーリー構成の責任と思います。

ひなたについては自己肯定感がテーマなのでしょうね。以前にはキラキラプリキュアアラモードの黄キュアだったキュアカスタードが、発達障害を思わせるキャラだった例もありました。
今回はニャトランのセリフに救われましたね。

キングビョーゲンの復活で、グアイワルはあえなく退場、シンドイーネの愛は報われ、ダルイゼンはお尋ね者にと三者三様の状況。今回は敵側の展開にプリキュアが振り回されてました。次回はダルイゼンとのどかの関係に決着がつきそうですね。

のどかとダルイゼンが合体して強くなれば、ワクチンの例えになるんですが、そこまではやらないかな?

のどかはダルイゼンの身勝手な要求を拒否しましたね。今回はプリキュアとしては珍しく敵を拒絶する展開になりました。思い切った展開です。

のどかの言っていることは正しいですね。
自分を壊してまで敵を受け入れる必要はありません。

当然のようにも思いますが、
プリキュアとしては珍しい展開なのでしょうか?

これまでのプリキュアは人格を持つ敵に対しては、拒絶するのではなく、相手と関わって変えていく展開が多かったと思います。拒絶されて殲滅される敵は、災厄のような存在として描かれていました。
だから今回の展開はちょっと驚きましたね。

なるほどそうですか、
現実の世界でパンデミックが広がっていますし、
下手な情けをかける展開にはできなかったのかもしれません。

「いつまで?」「その間私はどうなるの?」と
相手の弱点を突いた反論をしていたのが上手かったと思います。

まあダルイゼンはキングビョーゲンを倒したら、
毒が抜けた姿で現れそうな気もします。

ワクチンネタは本当になりましたね。のどかとダルイゼンではなく、アスミとシンドイーネでしたが。

瀕死のダルイゼンを羽交い絞めにして再度浄化したのには驚きましたが。
現実でパンデミックが起きていますので、病原体に情けをかけてはいられない
という制作側の判断でしょう。

ワクチンはかつては動物に弱体化したウイルスを感染させて
製造していましたので、人間ではないアスミを使うのは
上手く戯画化していたと思います。

戦いが終わりました。
「汚物は消毒だぁぁぁ!!!」な結末でした。
そうだ、病気とは共存できん。

コロナがなければどのような結末になっていたのでしょうね。
知る由もありませんが。

最後に町の人にバレるけれども知らないふりというのは初めての展開?

「地球をお手当て」というのは本来エコロジー的な考え方だったと思うのですが(ヒーリングアニマルの存在も考えて)、パンデミックのせいで病原体との戦いという側面が注目されたように思います。作品を制作・放送することがコロナとの戦いになってしまいましたから、みんなそう考えてしまったのはやむおえないでしょう。
知らないふりをしているのは、僕が知る限りでも初めての展開ですね。プリバレした一般人が限られていた例は、これまでもいくつかありますが。

ヒープリ終了しました。
最後にヒーリングアニマルが人間を浄化する可能性を示唆したのが、ちょっと不穏でしたね。
パンデミックという現実に影響された物語でしたが、最後は少しエコロジー寄りにして締めたというところでしょうか。

病気がクローズアップされてしまったせいで、
ヒーリングガーデンの存在意義がよくわからなくなっていました。

本作のストーリー構成は成功していたとは言えないです。

のどかがなあなあにしないで毅然として敵を撲滅して終わったのは良かったと思います。

制約の多い中、終わりまで持っていた皆様、お疲れ様でした。

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