2014年9月17日 (水)

遺伝子の系統と文化は必ずしも一致しないという話(4)

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R1b+J2が出発した後にもカスピ海周辺にはR+J2が住んでいたと考えられますが、5千年前に彼等は故地を出て行き東と西に拡散します。西に進んだのがスラブ人で、カスピ海を時計回りに進んだのがインド・イラン・アーリア人です。両者はR1aの遺伝子をもっていました。

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2014年9月13日 (土)

遺伝子の系統と文化は必ずしも一致しないという話(3)

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欧州の学者はR系はインド・ヨーロッパ語を生み出した人達と考えています。けれども、ギリシャ・アナトリア半島にはR系の侵入を受けなかったのにインド・ヨーロッパ語を話すギリシャ人がいます。

 
この矛盾を解く鍵はヒッタイト人にあります。ヒッタイトは3,000年ほど前にアナトリア半島に現れた遊牧民で、強力な戦車軍団をもち、世界で初めて製鉄に成功した人達です。ヒッタイト語はケントゥム系印欧語族ではないかとされています。

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2014年9月10日 (水)

遺伝子系統と文化は必ずしも一致しないという話(2)

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欧州西端と中国北部まで到達したR1aを仮にR1a第1陣、英仏西中心部とタクラマカンで繁栄したR1aを仮にR1a第2陣とします。彼等が持っていた技術を並べると次のようになります。

 
R1b第1陣・・・遊牧、原始的な印欧語、銅の精練、鍼灸?
R1b第2陣・・・遊牧、畑作、印欧語(ケントゥム派)、乗馬、車輪
 
民族が次のようになります。
R1b第1陣・・・バスク人、ピクト人、ブリトン人、羌、玁狁、狐
R1b第2陣・・・ケルト人、トカラ人、月氏

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2014年9月 8日 (月)

遺伝子系統と文化は必ずしも一致しないという話(1)

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ミトコンドリア遺伝子やY染色体を使って、民族移動の歴史をたどることができるという話は聞いたことがあると思います。遺伝子の痕跡が「人間」の移動を説明していることは間違いありません。しかし、ある集団の中で遺伝子に変異が生じた時期とその集団が新しい文化を獲得した時期は必ずしも一致しません。

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2014年8月12日 (火)

人類は動詞病にかかっている

このブログでは明らかにしていませんでしたが、私は仏教が非常に好きです。経典もいろいろと読みました。最近になって仏典の古層に日本文明との共通点を見つけました。大野晋の日本語・タミル語起源説ともつながります。ただし私はタミル語が日本語になったのではなく、江南で発生した稲作が東に伝わって根を下ろしたのが日本で、西に伝わって根を下ろしたのがタミルではないかと考えています。

 
以下mixiのつぶやきから引用。
 
シャカ族のシッダルタ王子が感じた人生の居心地の悪さの中には、東アジアの稲作文明を受け継ぐ民族が、アーリヤ人の生き方(階級、因果応報、さらに言語による論理を実在として物事を考えていく思考法そのもの)を強要されたことによるストレスもあったのではないだろうか。

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2014年7月 1日 (火)

岸田秀の白人論を検証

精神分析学者の岸田秀先生は著作の中で白人の起源について仮説を立てている。

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2013年2月 3日 (日)

古代中央アジアと西周

 イスラム侵入前の古代中央アジアの考古学の書籍を読み漁っています。易経と詩経を研究するうちに、周は中央アジアの遊牧民と関係が強い、というよりはおそらくペルシャ系の文化をもって現在のトルキスタン辺りから移住してきた遊牧民ではないかという確信が強くなったからです。

 「易経勝手読み」ではまだ自分でも納得ができない卦が十近くあるのですが、古代中央アジアを鍵にして解明できるのではないかという気がしています。
 詩経も東夷系の詩と春秋初期の叙事詩は解明が進んでいるのですが、西周の宮廷詩がもう一つ隔靴掻痒の観があります。これも古代中央アジアが突破口になりそうな感じがするのです。
 周族が中原へ進出した時期には民族大移動の波がありました。インドにはアーリヤ人が侵入し、イランにペルシャ人が進出しています。おそらく周族と秦族はペルシャ系の遊牧民ではないかと思うのです。

2012年4月30日 (月)

西周の滅亡と秦の正体

閏三月十日

 戎は通常西方の異民族を意味します。西周は魯や斉に命じて東夷・淮夷(日本人やベトナム人の祖先)を征伐して東方に領土を広げ、晋に命じて北方の遊牧民(匈奴・モンゴル人の祖先)を征伐して北方に領土を広げ、鄭に命じて南方のジャングルを開発させていました。

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2011年11月22日 (火)

アクセルの宗教、ブレーキの宗教

 コメント欄でオカルト的なことを言ってしまい驚かれた方もいるかもしれませんが、オカルトまで持ち出さなくても、易経がメッセージを弱める方向に改変されたことを説明することは可能です。

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2011年11月 1日 (火)

詩経雅頌と絹をゲット

十月六日

 本屋に注文していた白川静の「詩経雅頌」の上下、および物と人間の文化史、伊藤智夫の「絹」のIとIIをゲットしました。

 詩経は白川静です。妙な儒教解釈を排除し、恋愛詩や生活詩といった詩経本来の姿を浮かび上がらせました。

 また日本を初めとする東洋の歴史と絹はまさに切っても切れない関係にあります。特に日本の古代史を解明するには養蚕への理解が欠かせないと思っています。

 両方とも読むのは大変そうですが、楽しみです。

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